20210629 6-1 道徳「マザー・テレサ」 ~社会のためにできること~
はじめに1枚の写真を見て考えます。
この人物について子ども達に聞いてみると、何となく知っている子もいました。
「マザー・テレサ」です。
今日は、マザー・テレサの生き方を通して「社会のために私たちができること」を考えていきました。
読み物教材を読んだ後、マザー・テレサは、どんな気持ちで道に倒れた人を運んだのか、考えていきました。
・早く助けてあげないと
・死んでしまう
・早く運ばないと いろいろな考えが出てきました。
しかし、コルカタにはこのような人たちがたくさんおり、なぜ助けないのか、と言われたテレサがどんなことを考えたのかといった教師の問いかけに、子ども達はさらに考えていきました。
・何事もないような感じでいるのでは。
・いかりを感じた。そんなことを言わずに早く助けてほしいのに。
・貧しい人を助けなくては…。
「貧富の差が大きくバタバタと人が倒れているのだよ。こういう状態、どうなのかな。」
すると、
・こんな人たちがいますと当たり前のように言っている。
・なんで助けないんだろう。
「なんで助けないの?」
・他人事なんだと思う。
・1人助けると、何で助けないのかと言われるから。
・お金を払ってもらえないから
・病室もいっぱいなのではないか。だから助けても…。
「それで、死を待つ人の家にはこばれていったのだね。」
今日の課題は、「社会のために自分ができることはどんなことだろう。」
「治る見込みのない人も抱きかかえて祈りをささげていたけれど、どんな思いだったのだろう。」
・最後に死を待つのではなく、一分一秒でも生きてほしいという思い。
・天国に行っても幸せになってほしい。
・最後に安らかに眠ってほしい。
・もしかしたら生き返るかもしれない
「諦められない気持ちなのかな?」
・ずっと苦労してきたから
・今まで大変だった。今度生まれるときは幸せになってほしい。
「マザー・テレサからの愛とは、どういうものなのだろう。」
・貧しい人を助ける気もち
・少しでも幸せにすること
・一人一人が平等
「マザー・テレサが伝えたいことは何だったのだろう。
そして私たちには何ができるのだろう。」
それぞれが考えをワークシートに書いていきました。
その後、近くの人と交流し合い、全体に広げます。
このあと、全国の小学生が取り組んでいる例が紹介されました。
「自分たちができることはどういうことだろう。」
改めてみんなで考えていきました。
人のために何かをやりたい、という思いをもてることはとてもすばらしいことです。
そしてもっと大切なことは、小さなことでも声に出し、行動に移せることだと思います。
広小でもやっている「ちょボラ」。まずはここからスタートができそうです。
今後はさらに視点を外へ向け、さまざまな問題についても考えて言ってほしいです。