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鉛筆 20210203 算数「ひきざん」~1の1~

「このケーキ、何個ありますか?」「この中から3個とると・・・。」

先生と子ども達のやり取りの中、算数の授業が始まりました。

(問題)12-3

「今までとちがうところって何だろう。」

「前の時間に勉強したことを思い出してね。」

みんな考えて、手をあげます。

 
   

「2から3がひけないところ。」「ひくすうじが小さい」

「こういう引き方、どうすればいいのかな?」

「きょうは、このけいさんのしかたを考えていこうね。」

(かだい)12-3のけいさんのしかたをかんがえよう。

「12こケーキがあって、3こほしいんだけど。どうやったらいいのかな。ブロックをつかってやってみよう。」

子どもたちはノートをよせて、ブロックを12こ、机の上に出しました。

「ブロックを12こ、黒板にもならべてもらいます。」

   

このあとみんなで黒板のブロックを見て、問題を確認しました。そして、

「3ことりたいのだけど、どうやってとろうかな。自分でうごかしたり、せつめいしたりしながらてやってみよう。」

 自分の机の上でブロックを動かし、実際にやっていきます。

まずは一人で考えました。

それぞれが机の上で説明しながらブロックを動かしていきました。

   

そのあとは、先生が一人一人にやり方を聞いて回ります。

「うんうん、なるほどね。」

   
   

「それでは、お友達の考えを聞いてみようかな。」

ぜんたいで考えを出し合います。

「10のかたまりから3を引いて、2をたします。」

発表のあとに、先生から質問がとびます。

「どこのかたまりから3をひいたのですか?」

「なんで、〇〇さんはこのやりかたをやったのですか?」(←2からひけないから。)

10のかたまりから引く。これは、今まで習ったやり方です。

「この考え、いいですよね。」

ところが、10のかたまりからひかない子がいました。聞いてみると、

「まずは、2を引いて、それからまだ足りない数を10のかたまりから引きます。」

なるほど。「12-3」のけいさんのしかたについて、これで2通りのやり方がでてきました。

⓵12の中の10のかたまりから3を引く。そのあとにのこった7と2をたす。

②12のうちの2をまず引き、のこりの1は10のかたまりから引く。

「⓵と②どっちもいいのかな?」

それぞれのやり方はどんな点がいいのか、みんなで考えていきました。

   
   

いろいろな考えを出し合い、それぞれのやり方をしっかり説明することができていました。

また、二つのやりかたをくらべて、新たな発見もありました。

みんなで考えたからこそ出てきた気付きですね。

とても活気のある1年生のクラスでした。次の時間も楽しみです。