20210712 4-1 算数 ~小数のしくみを調べよう~
「『小数』」は、今までどんな勉強をしてきたかな?」
先生の質問から授業は始まりました。
(「0.1」の「.」を指して)「これは何ですか?」
3年生までに習った内容の復習です。
何度も子ども達と先生とのやり取りが続きます。
「さて、1.3Lは、1Lと〇Lを合わせたかさです。」
これまで学習したことを思い出しながらも、教科書に書き込んでいきました。
このほかにも、1.3Lは0.1を( )こあつめたかさか、についても確認しました。
算数は、これまでに学習してきたことをもとに考えていきますので、積み重ねが大切です。
忘れていたことをしっかりと思い出して先に進みます。
教科書にのっている3枚の写真を見ました。
「今まで習った内容とちがうところはありますか。」
子ども達はじっくり写真を見ます。
・数字が増えた。
・小数点の後ろにケタが増えた。
・今までは、小数第一位までだったけど、下がもう一つ増えた。
子ども達らしい答えが返ってきました。
4年生では、小数第2位以下について学んでいきます。
(問)ポットに入る水のかさをL単位で表しましょう。
(0.2と0.3の間に水が入っている)
「どう表すの?」
気付いたことを言葉に出していきます。
・目もりと目もりの間に水が入っているよ…。
・「〇.〇」では表せないよね。
「今ある小さい目もり(0.1)よりも小さいのかな?」
先生と子ども達のやり取りが続きます。
(課)0.1より少ないかさをL(リットル)単位で表す方法を調べよう。
「この困っているところを、虫眼鏡にして(拡大して)見ました。
「この0.2と0.3の間をどうしたら読めるのか考えて言いたいと思います。」
「みなさんだったらどうしますか?」
「今までやってきたことが、生かされるよ。」「今まで、どうやって目もりを読んできた?」
「でも目もりがないよ…。どうする?」「0.2と0.3の間に何かできないかな…。」
「目もりは、今まで何等分してきた?」
先生からヒントをもらい、そのあと
一人一人が自分の力で考えていきました。
自力解決の後は、隣り近所で考えを交流し合います。
「あ、そうか。」
「おなじだ。」
さまざまな反応の後、全体で考えを共有しました。
「目もりがないから、つけたほうかいいです。」という発言に、
「何個つければいいの?」と先生がすぐに問い返します。
・2こ
・10こ
おもしろくなってきました。
なんで2?なんで10?
どちらの考えも子ども達の思考を巡らせそうです。
話し合った結果、どうやら10等分すると読めるのではないかという結論に至りましたが、ここでタイムアップ。
次回、続きをやっていきます。
今日の学習を振り返り、どんなことがわかったか、何が疑問か、つぎはどんな学習をやっていきたいか、・・・など1時間の学習を自分自身で振り返りました。
一つの課題をみんなであれこれと考えることの面白さを感じました。
みんなが同じ課題に取り組んでいるのに、一人一人の見方や考え方はさまざまです。
その違いを楽しみながら、みんなで一つのゴールに向かいます。
算数の面白さだとも思いました。