2021,11,19 組み合わせ方 ~6-2算数~
算数「順序よく整理して調べよう」の学習でした。
はじめに、前時の復習です。
「1,2,3,4から2枚とります。組み合わせは、全部で何通りありますか。」
まずは自分で考え、その後、近くの人と話し合います。
・2が先頭の時は、…。
・3が先頭の時は、…。
・4が先頭の時は、…。
全員で言いながら、答えを出していきました。
「すばらしいですね。」教師から称賛の声が上がります。既習事項がしっかり確認できました。
「それでは、今日の問題です。」
(問)A,B,C,Dで試合をする時、どのチームもちがったチームと1回ずつ対戦する。どんな対戦があるか調べよう。
「バスケの試合をみんなもやりましたよね。覚えてる?どんな組み合わせがありましたか。」
自分達の身近な経験と結びつけて考えていきます。
・A-B
「対戦を考えるときに、どんなことがないようにしないといけないですか?」
教師と子どもとのやり取りが続きます。
・重なり
・落ちも…
「落ちや重なりですよね。」
今日の課題は、
(課)落ちや重なりがないように調べよう。
「まずは、予想、見通しをもちましょう。」 |
「試合数は、いくつくらいになりそうかな?」
「10以上?」「20以上?」子ども達は予想したところに手をあげます。
「どんな方法でできそうかな?」
・樹形図
・表
・リーグ表
すぐに意見が出ました。
「それでは、早速、自分で考えてみよう。」
「落ちや重なりがないようにするのですよ。」
教師が再度、確認をしました。
まずは自力解決。それぞれがノートに取り組みました。
電子黒板が時計の画面にかわり、取り組む時間が表示されます。
(時間になると鐘の音がなります。)
「時間になったので、考えたことをお友達と話し合ってみましょう。」
「何通りになりましたか?」
全体で発表をしていきます。
ノートに書いた内容を電子黒板に写し、子ども達が前に出て説明していきます。
みんなで説明を聞いていると、教師から質問が飛んでいきます。
「これはどのやり方ですか?」
「なぜここには、書かないのですか?」
「他にはないのですか?」
「それで何通りになるのですか?」 ・・・
さらに別の方法についても考えていきました。
新たな方法についても考えていきました。
樹形図やリーグ表は、子ども達から出てきましたが、教科書の中の「みさきさん」が考えた「線でつなぐ」考えは新しい考えでした。
これは、どんな考えなのかをまず各自で考え、その後、前後ペアで考えを出し合っていきました。
新たな考えは、とても刺激を受けます。
「なるほど。簡単かも。」
「使えるね。」
そして、最後に、自分たちで考えたやり方と教科書にあるやり方の合わせて3通りについて、その違いを考えていきました。
「組み合わせ方を調べるときも表や図を使うと、落ちや重なりがないのですね。」
まとめです。
そして、この3通りのやり方で、さらに「A,B,C」3チームの組み合わせを考えていきました。
今日の学習の定着を図るための練習問題です。
できたら前に見せに行きます。
今日の学習をしっかりと身に付けさせるためには、適用問題は欠かせません。
(時間がない場合は、宿題で出すこともあります。)
まずは自分で感が、互いに考えを出し合い、さらに考える。
何人かで相談してやり方を教えたり教えられたりしながら考えていくことは、
自分の知識や技能の不確かな部分を見つけるよいきっかけになると思いました。
自分の考えを人にきちんと伝えられなくては、十分理解しているとは言えません。
経験を重ねることで、大きな力となっていく事と思います。
そして、確実に自分のものにするためには、その日のうちに勉強したことを復習することが一番です。
6年生はもうすぐ中学生です。家庭学習に力を入れていきましょう!