20200819 第2学期始業式 元気にスタート! ~「平和」について考える~
例年と比べるとかなり短い夏休みとなりました。いよいよ今日から2学期です。久しぶりに全校児童と会い、短い期間ではありましたが、久しぶりに会う子ども達はひとまわりたくましく成長したように感じました。
いよいよ今日から2学期です。今回も、始業式は放送で行いました。以下はその内容です。
今日から2学期です。2学期は、たくさんの行事や活動があります。新型コロナウイルスともうまく付き合っていかなければなりません。手洗い、うがいはこれからも続けていきますが、いつでもどこでも先生がいて指示を出せるわけではありませんから、つねに「自分でよく考え、行動すること」を心がけてほしいと思います。
さて、8月15日は何の日か知っていますか。
8月15日といえば、日本では戦争で亡くなった人々を悲しむ日、「終戦記念日」として知られています。戦争中は、日本でも数え切れないほどの多くの人々が戦争の犠牲になりました。ですので、8月15日は毎年、日本の各地域で亡くなった方への黙祷(声を立てずに祈ること)をささげる式典が行われています。
~略~
そこで、今日は「平和」について考えていきたいと思います。
「へいわって どんなこと?」と聞かれたら、みなさんはどう答えますか。
「思いついた人は、手を挙げて発表してください。」 (担任の先生に発表内容を板書してもらいました。)
「へいわって どんなこと?」の問いに、各クラスからたくさんの考えが出てきました。
・みんなが元気に過ごす ・自分にいやなことがない ・幸せでいられる ・みんなが元気なこと
・悪いことが起きない ・落ち着いて生活 ・従って決めるのではなく、話して決める ・安全
・みんなが安心して過ごせる ・争いがなく自由に生活 ・みんな平等 ・けんかがない
・戦争や争いごとがない ・事故がない ・ケガをしない ・けんかをしない ・病気にならない
・仲よく普通に過ごせる ・事件がない など
自分の考えをもつことは大変すばらしいことです。聞いていた皆さんはどう思いましたか。発表はしなくても自分の考えはしっかりもつことができましたか。自分の考えをもつことはとても大事なことですよ。
これから1冊の本を読みます。「へいわって どんなことだろう」
自分の考えと比べながら聞いてください。
「へいわって どんなこと?」(童心社 浜田 桂子:著) ~読み聞かせをしました~
わたしたちは へいわだからこそ、いろんなことができます。
楽しいことも、うれしいことも 経験できます。
おなかいっぱい食べて、寝て、歌って、友達と遊んで…。
みんなで一緒に勉強だってできます。
そして、これを当たり前の生活だと思っています。
でも、世界には、これが当たり前でない子ども達もたくさんいるのです。
「いのちは ひとりに 一つ。たったのひとつの おもたい いのち。」
絶対に奪われてはいけないし、絶対になくしてはいけない。
皆さんが、もしゲームなどで「戦う」とか「殺す」「死ぬ」などという言葉を使っていたとしたら、これらの言葉は、ゲームの中だけの言葉であって、絶対に、普段の生活の中で人に対して使ってはいけません。
平和であるからこそ、私たち一人一人のいのちが認められ、大切にされているのです。
自分のいのちも 人のいのちも たいせつにできる人になってほしいと思います。
(終わり)