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NEW 20211110 およその数の使い方や表し方を調べよう ~4-2算数~

これまでに、四捨五入や切り上げ、切り捨てについて勉強してきました。

そこではじめに、復習から入りました。

・125以上 135未満について(四捨五入について)

・切り捨てと切り上げについて

これらのことを踏まえて、今日は、買い物をする時の見当のつけかたについて考えていきます。

「はなさんは、お兄さんとお母さんとスーパーに買い物に来ました。それぞれ買いたいものがあるようです。」

「だいたいいくらぐらいだろう。」「〇〇〇円以上だと駐車券が…。」

それぞれの思いは、さまざまです。

そこで問題です。

(問)3人はそれぞれの買い物で代金の合計の見当をつけています。3人の見当のつけ方を説明しましょう。

「見当って、どういうことだろう?」

・だいたい

・よそう

子ども達から出てきます。

「見当をつけることを見積もるといいます」

この言葉をヒントに、見積もりのしかたを考えていきました。

今日の課題です。

(か)見積もりのしかたを考えよう。

「はなさん」「お兄さん」「お母さん」の3人が買い物をする様子をもとに、代金の合計をどのようにして見積もっているのかをそれぞれ考えていきました。

3人はだいたいいくらくらいかかるのかを考えるのですが、その考え方に違いがあります。

(はなさん)137円→100円、290円→300円

(お兄さん)145円→200円

(お母さん)375円→300円  

「3人は、なぜこのような見積もりのしかたをしたのか、グループで考えてみよう。」

グループになって話し合いました。

 次に、全体で考えていきます。

グループ内で出された考えを発表し合いました。

先生が黒板に整理していきます。

はなさん、お兄さん、お母さんの一人一人の考え方についてまとめ、なぜこのような考えをしたのかを聞きました。

「はなさん、お兄さん、お母さんは、どういう買い物がしたかったのかな。」

それぞれ目的があったのです。

・お兄さんは、1000円しかもっていないのでそれ以上は買えない。だから、切り上げて多めに見積もった。

・お母さんは、1000円以上を買わないと駐車券がただにならないので、切り捨て(端数を捨て)て確実に1000円を超えるように見積もった。

目的によって、「四捨五入」をしたり、「切り上げ」をしたり、「切り捨て」をしたり・・・。同じ「見積もり」でも、やり方が違うことがわかりました。

 

算数では、ただ計算をすればいいのではなく、目的を考えて計算をすることも大切です。

最後の振り返りでは、

・切り上げ、切り捨てのしかたがわかった。

・目的によって変えられることがわかった

など、考えたことを発表していました。

より積み重ねが大切な単元です。

もう一度教科書の問題を解き直したり、ドリルをやったりして、身に付けていくといいですね。