2022年10月の記事一覧
20221013 時代によって変わる言葉 ~6-1国語~
時代によって変わる言葉について学習しました。
「どんな言葉が入るだろう。」
近くのお友達と話し合います。
挿絵をもとに、昔使われていた言葉を考えていきます。
・いとおかし ・めでたし ・清い ・うつくしゅう ・お美しい
いろいろな言葉が子ども達から出されました。
今日は、今と昔の言葉の違いを学びます。
いくつかの言葉を辞書を使いながら、考えていきました。
「すさまじい」ー「すさまじ」
「あわれだ」ー「あわれなり」
辞書にはない言葉もありましたが、みんなで調べていくと、意外なことがわかりました。
〇「すさまじい」
今で言う「すさまじい」は、何とも恐ろしい、はげしいといった意味がありますが、昔の「すさまじ」という言葉には、「その場に合わず興ざめ」「楽しい気分でなくなる」という意味があるということがわかりました。
〇「あわれだ」
今は「あわれだ」は、かわいそうという意味で使っていますが、昔の「あわれなり」は、しみじみと感動するという意味で使っていました。
言葉の使い方は、昔の言葉がもとになっていますが、時代によって変化してきたことがわかりました。
「ところで、今はやりの言葉ってあるかな?」
教師の問いかけに、子どもたちからは不思議な言葉が次々と出てきました。
・クサ ww
・(笑)
・ぴえん
・ギャルピー
全く意味が分かりません。感覚的に使っているような感じです。
短縮されているものが多いかもしれません。
最後に、今使われている言葉の中から、いくつかの言葉を取り上げ、別の言い方について考えていきました。
「マフラー」「キッチン」「マグカップ」「スーツ」「シーツ」「スプーン」「コート」
辞書で調べ、近くの友達と一緒に見当をつけていきます。
意外に苦戦していました。
「マフラー」→えりまき
「キッチン」→お勝手、台所
「マグカップ」→湯呑(ゆのみ)
「スーツ」→背広
「シーツ」→敷布(しきふ)
「スプーン」→さじ
「コート」→上着、外套(がいとう)
初めて聞いた子ども達は驚いた様子でしたが、言われてみると、そうだなと思えるものもあったようです。
世代でこんなに言葉の違いがあるとは、驚きます。
私たち大人の感覚では当たり前のように思う言葉ですが、子どもたちにとっては大きな発見のようでした。
言葉の面白さを改めて味わいました。