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2021年1月の記事一覧

本 20210128 算数「わりびき・わりましの問題」~5の1~

前時に行った割合の公式から始めました。

全員で声をそろえて確認します。

前の時間は、「〇円の▽%はいくらか。」について学習しました。

   

今日の問題は、以下の通りです。

「みかさんは、250円のフエルトペンを30%びきの値段で買いました。代金はいくらですか。」

「前時と何が違うのですか。」先生が問いかけます。

今回は「引き」という言葉が入っています。

今までは「30%」⇒今回は「30%びき」

この意味の違いは何なのか…。理解するのには、少し時間が必要のようです。

フエルトペンの絵と線分図を並べて板書し、問題の意味を確認していきます。そして、

「それぞれ、『もと(にする量)』『割合』『比(べられる量)』のどれにあたりますか。」と投げかけ、今日の課題を伝えました。

(課題)ねだんの求め方を考えましょう。

   
   
   
   

まずは、一人一人が考えてノートに書いていきました。できた人は大きめの用紙にも書いていきます。これは発表用です。

終わると全体で考えていきました。

黒板に貼られた用紙についてそれぞれ発表してもらいながら、全体でいっしょにグループ分けをしていきます。考え方の共通点や違いなどが明らかになっていきました。

   
   
   

2通りの解き方が出されました。 

1 3割引きなのだから、買った値段は10-3=7で7割ぶんである。⇒250×(1ー0.3)=250×0.7=175

2 値引きされる3割ぶんの値段を出し、もとの値段から引く。⇒250×0.3=75  250-75=175  

子ども達には、計算の仕方というより、割引の意味そのものがイメージしづらいようです。

スーパーやちらし、広告にはよく割引の提示がされていますので、そういったものを意識したりすることでも「割合」を考える機会になりますね。 

グループ 20210126 社会「戦争中の人々の生活」~6の1~

1枚の写真から戦時中の生活について考えました。

「なぜこのような看板が作られたのだろう。」「どういうことを言っているのだろう。」

子ども達に投げかけます。

 「戦時に日本の国民はどのような思いで生活をしていたのだろう。」今日は、このことをみんなで考えてきます。

まずは、これまでに班で調べた内容をそれぞれが発表しました。

①勤労動員 ②学徒動員 ③学童疎開 ④衣食住

   
   

その後、資料が配られ、その内容について考えました。

「戦時中の子どもの体重の変化や疎開中の食事について」です。

いくつかの資料を見ながら、気付いたことを発表していきました。

「疎開先での苦しみは、食事だけだったのかな。」

「ほとんどの人がきまりを守っていた。どうして守れたのだろう。」

   
   
   
   

先生と子ども達のやり取りは、とても興味深かったです。教師の発問に、

何度もグループで話合いをしながら、どの子も一生懸命考えていました。

「戦争に行くのは苦しい。どうしようもなく苦しい生活をしているのだけれど、なぜ、戦争に行ったのだろう。15年もの長い間だよ。どれくらいの長さだろうね。」

子ども達からは様々な考えが出てきました。

・土地が狭いから、領地がほしかったから。

・日本がやられてしまうから。

・アメリカの下につきたくなかったから。 など

最後はテレビで、戦争を体験した方の生の声を聴きました。

社会科の面白さを改めて感じた1時間でした。

鉛筆 20210126 算数「お話のとおりに場面を式に表してみよう」~3の2~

今日は、「お話の場面を式に表そう」という授業でした。

はじめにお話を順番に読みながら、式に表していきました。

① 色がみが5まいあります。② 2まいもらいました。③ 3まい使いました。④ のこりは4まいになりました。

式に表すと、「5+2ー3=4」となります。

① 1台の車に4人のれます。 ② この車が3台あります。 ③ 全部で12人のれます。

式に表すと、「4×3=12」です。

ここまでは、簡単にできました。いよいよ本題です。

(問題)学級文庫に本が38さつあります。新しい本を何さつか買いました。全部で50さつになりました。

「今やった問題と何かちがいますね。」

どこがちがうのか、子ども達に気付かせます。この問題には、お話の場面の途中に「わからない数」があります。

このわからない数をどうすればよいのか…。

まずお話を言葉で表し、わからない数をとして考えていきました。すると、式に表すことができました。

(式)はじめにあった数+(買った数)=すべての本

    38     +(買った数)=50        

    38     +     =50        *(買った数)をとします。

このあと、この式を線分図で表し、の数を出していきました。

線分図から、

を出すには、全体の本の数「50」から、はじめにあった本の数「38」を引くと出ることが分かりました。

50-38

 =12

お話のとおりに場面を式に表わすのは意外と難しいようです。ぜひ、解き直しをしてみてくださいね。

鉛筆 20210125 算数「小数のかけ算とわり算」 ~4の1~

「この前の算数では、何をやったかな。」前の時間の算数を思い起こすところから始まりました。

「〇〇について勉強したね。」みんなで確認をして、今日の勉強に入ります。

(問題)筆算のしかたを説明しよう。

電子黒板に映し出された問題を見ます。先生からは問題カードが配られ、それぞれがノートに貼っていきました。

「今までやったのと、どこが違いますか。」

「小数だけど、何が入っている?」「答えに0がついている。」

今日の学習は、「小数のかけ算」の中でも、答えに0が含まれている筆算のしかたです。

(課題)筆算のしかたを考えよう。

   

問題は3問ありました。はじめに、1問目をみんなで一緒にやっていきました。

(1)0.2×4  (←筆算でかきます)

これまで学習した内容を生かして、計算のしかたを一緒に考えていきます。先生と子ども達とのやり取りの後、

「小数のかけ算では、整数と同じようにやっていくんだったね。」

「あとは、自分でやってみよう。」

(2)0.8×5

(3)7.5×4      

2問目と3問目は一人一人で取り組みました。その間、教師は子ども達の間を個別に見て回ります。

   
   

(2)の答え合わせをすると、答えは「4.0」になりました。

「4.0でいい?」すかさず教師が問うと、子ども達は、0を消すことに気付き、声をあげていました。

(3)は、答えが「30.0」になりました。「0が二つ。」

消す0と消さない0の違いを確認していきました。とても大事なところです。

つぎは、(4)1.8×34です。かける数が2ケタになって、難しく感じます。

「今までと何が違うのだろう?」「見当をつけてみよう。」

「1.8→2」 として 答えの見当を付けることになりました。

2×34=68  ということは、答えは、68より小さくなるということになります。

この後は、それぞれが自力解決に取り組みました。

   
   

今日の勉強と、前回勉強したことを比べてどうだったでしょう。違いを確認しました。

「かわらない。」

(まとめ)積に0が含まれていてもかける数が2ケタになっても、筆算のしかたは(     )。

子ども達は、(  )の中に、「変わらない」「同じ」「整数と同じ」など自分の言葉で書いていきます。

今日学んだことは、また次の時間につながります。

とても真剣な態度で学習に取り組んでいました。

4年生になると、だんだん難しくなってきますね。

一つ一つをしっかり復習して、理解につなげていきましょう。

本 20210122 1000より大きな数 ~2の2~

まずは前の時間の復習から始めました。

・100を46こあつめた数

・5700は100を( )こあつめた数

・600+500

今日の課題は、「1000より大きい数の線の読み方を考えよう」です。

「数の線って、何に注目するの?」先生の質問に、子ども達は「1めもり」と答えます。

「1めもりの数に注目するのですね。1めもりはいくつ?」「100」

「どうして100なの?」理由を問います。

子ども達は、その理由を交流しながら、めもりの意味を理解していきます。

数の線(数直線)は、与えられた数字を手掛かりに、1めもりの数を考えることで読み方を理解することができます。

ここでは、0と1000、1000と2000に注目し、その間にめもりがいくつあるのか、1めもりはいくつ分なのかについて考えていきました。

(*数の線は、学年があがると「数直線」として扱われ、さまざまな応用問題に活用されます。)

数の線の中のあいている数字(ァ~カ)を考えます。

まずは、自分で考えます。そのあとは、お友達と考えを交流します。

友達と考え方を交流し合うのは、とても勉強になります。

この後、全体で考え方を出し合いました。ここでは、課題である「線の読み方」も考えの中に必然的に組み込まれます。

みんなで答え合わせ。そしてなぜそう考えたのかを理解していきました。

このあと、どこを起点にして考えたかを先生が聞きました。

「0から」「1000から」「500から」「2000から」

子ども達からは様々な考え方が出されました。

「いろいろな考え方でも答えが出せるのだな。」と感じたことでしょう。

そして、この中から、子ども達はわかりやす方法、簡単に出せる方法、早く出せる方法を見つけてきます。

みんなで考えを交流し合いながら、自分にとってよりよい方法を見つけ出す。算数の面白さですね。

このあとは練習問題にも挑戦しました。1時間、しっかり学びました!

本 20210121 算数「1000より大きい数」 ~2の1~

前時の復習から入りました。

位取り表にカードを置きながら、1000が2、100が13、10が2、1が1つ で「21321」

「これでいいのかな。」

「ちがう。100が10こで1000になるから、千の位が1増えて「3」になるよ。」「3321」

問題の答え合わせをしながら、前の時間にどんなことを学んだかを確認していきます。そして今日の勉強に入りました。

(問)① 100を18こ集めた数は、いくつですか。

   ② 2300は、100を何こあつめた数ですか。

「今日は、100をもとにして考えていくお勉強だよ。」

課題を書きました。 

はじめに①の問題です。100のカードを黒板に18枚はりました。

「100を18こあつめた数は、いくつなんだろう。」

「まずは、自分で考えよう。」「書けたら何でそう考えたのかも書いてみてね。」

みんな一生懸命に考えています。そして、できた子は、手を挙げて先生に見てもらいます。

 「できたようなので、お友達の考えを聞いてみようね。」たくさん子が手を挙げていました。

「100が10こで1000。100の部屋に18個入っているので、千の部屋に10こを動かして・・・。」

「100はのこりが8こなので、800。あわせて、1800です。」

なるほど。「ほかにも考えた子いるかな。」別の考えを発表している子もいました。

つぎは②の問題です。

「2300は、100を何こあつめた数ですか。」

「自分の考えと、何でそう考えたのかを書いてね。」

「2300は2000と300。2000は100が20こで、300は100が3つ。」

「あわせると、23こです。」

100をもとにして、数の大きさを考えることができるのですね。

このあとは、みんなで練習問題に挑戦しました。

一生懸命に考えて、1時間があっという間に過ぎました。どの子も真剣な表情がとても印象的でした。

今日学んだことを、もう一度家で解き直ししていけるといいですね。。

鉛筆 20210120 算数「暗算」 ~3の2~

「起立、礼。」一つ一つのの動作がしっかりとできており、「礼」の前後もきちんと静止して行っていました。

成長を感じます。

「筆算と暗算、どっちが簡単?」先生の問いかけに、「筆算!」と子ども達は答えます。「なぜ?」このあと、

筆算と暗算のちがいについて、みんなで確認していきました。

今日は、暗算の学習をします。

問題は「23×3、25×8を暗算でしましょう。」です。そして、課題は「暗算のしかたをくふうしよう」

「どんなふうに考えればいいのだろう。」みんなで考えていきます。

「23を20と3にわける。」

20×3は、すでに学習済みです。

「20×3と3×3をやって…出せる。」

かけられる数やかける数を分けて考えれば、できるのですね。

「60と9をたして、69。」

大人では簡単にできる暗算ですが、子どもから見るととても難しい暗算です。

ですので、どのように頭の中で計算したらよいのかをみんなで考えていくことが大事な勉強になります。

「20×3」の暗算のしかたをもとに、つぎの「230×3」と「23×30」の暗算にも挑戦しました。

「しきはにているよ。」「かけられる数に0がついている(10倍)」「かける数に0がついている(10倍)」

これらの発見から、暗算のしかたにつなげることができました。

つぎは、もう一つの課題「25×8」です。

「8を2と4に分ける。」「25×4は100だよ。」

これらを使ってできそうです。

かける数の8を分けて、「25×4×2」で考えました。

すると、100が2つで200。

とても簡単に答えが出せました。

他にも方法はあります。25×2=50 を使って、この4つ分と考えてもできそうです。

本当はグループになって考えたいところですが、今は、一人でじっくり考える時間を大切にしています。

これまで習ったこと(既習事項)を使って、何とか解けないかと、あれこれ考えるところに算数の面白さがあります。

集団で学ぶことのよさを感じながら、今後も楽しく学んでいってほしいです。

今日学んだことは、1日たつと半分以上忘れてしまうと言われています。

家へ帰ったら、今日の問題をもう一度解き直しできるといいですね。

鉛筆 20210119 算数「□を使った式」 ~3の1~

算数の授業で、お話を式にあらわす学習を行いました。

課題は、「わからない数の場面をお話の通りに式にあらわそう」です。

本が38冊ありました。新しい本を買いました。

新しく買った本の数をで表すと、ここまでのお話の式は、38+□ となります。

   

この後、「本は、全部で50さつになりました。」

という問題が付け加わりました。

そこで 38+=50  というを使った式が出来上がりました。

に当てはまる数を出します。どのように出したらよいですか。」

いくつかの方法で考え、みんなで確認をしていきました。

そして最後に、一時間を振り返って、わかったことや気付いたこと、これからもっと勉強したいことなどをそれぞれがノートに書いていきました。

1時間の算数で学んだことはたくさんありましたが、最後に、今日の自分の学びを振り返ることも大切な学習です。

何がわかって、何がわからなかったのか。疑問に思ったことはどんなことなのか。

発見したこと、気付いたことはあったのか‥など。

全体で共有できるものは共有し、次の学習につなげていきたいです。

晴れ 20210105 2021年のスタートです ~目標に向かって頑張ろう!~

新学期がスタートしました。

短い冬休みでしたが、それぞれに静かな年末年始を迎えられたことと思います。

今日の始業式では、次のような話をしました。

 

今日、皆さんが元気な姿で登校していることをとてもうれしく思います。

この冬休み、「早寝、早起き、朝ごはん」をしっかりと守って生活できたということだと思います。

令和3年を迎えて、今日から3学期が始まりました。3学期は、1年間のまとめをする学期です。

6年生は中学生への準備。5年生は最高学年として広小を背負って立つ6年生への準備。そして1年生から4年生は進級するための準備をする学期です。しかもとても短い学期でもあります。

2学期の終業式に話をした「目標」をしっかり立てて、この3学期を充実したものにしてほしいと思います。

 今日は、「目標」についてお話しします。

さて、今年は、「丑(うし)年どし」ですね。昨年は「何どし」だったか覚えていますか。

       (略)

「ねずみどし」とか「うしどし」のことを「干支(えと)」といいます。

これから、この「干支」についてお話しします。

~『十二支のはじまり』(株式会社教育画劇)~

       (略)

牛は、自分が遅いからと早めに準備をして当日に備えました。

結果は2番になりましたが、大事なのは結果ではなく、自分の苦手なことをわかった上で、どうしたらいいかを考え行動したということです。

牛のように自分は遅いから、早めに支度をして夜のうちから出発する、などと具体的にどうすればいいのかを考えて行動すると、目標を達成できるのだと思います。

だから、みなさんも、自分が考えた目標を達成するために、具体的に自分がどのように行動すればいいのかをよく考えておくといいと思います。

例えば、…

自分は宿題に時間がかかるなあという人がいたら、家に帰ったらすぐに取り組むとか、算数テスト100点を目指す人は、毎日1ページ計算ドリルに取り組むとか、漢字のテストの点数アップを目指す人は、毎日3つの漢字を自主学習ノートに3行ずつ練習する、とか。

具体的にやることを考え、行動しましょう。

3学期は、学校に来る日が大変短いですので、何も考えずに過ごしていると、何もやらずに終わってしまいます。

しっかり目標をもって取り組んでいきましょうね。

最後に、これからさらに寒くなり、インフルエンザや新型コロナウイルスも心配されますが、「手洗い、うがい、マスク、換気」をしっかり行って予防していきましょう。

そして暖かい春を目指して、病気や交通事故には十分気を付けながら、元気いっぱいやり通していきましょう。

 

子ども達の笑顔と元気な声は、私たちにも元気を与えてくれます。

充実した3学期になりますよう、職員一同支援をしてまいります。

今学期も御理解・御支援のほどよろしくお願いいたします。