校長室日記
20210903 おかしくないかな ~1-1道徳~
はじめにクイズから始まりました。
「自分が使うけど、自分のものではないものは、何だろう?」
・つくえ ・いす ・としょしつの本
次々と出てきます。
「じゃあね、みんなが使うものだけど、だれかのものではないものは?」
・すべりだい ・ブランコ ・きょうしつ
視点が少し、広がりました。よく考えています。
「みんなのものや場所を使うときに、どんなことをたいせつにすればいいかな。きょうは、このことをみんなで考えていきましょうね。」
一枚の絵をテレビにうつしました。
「みんながつかうばしょだね。」「どんなきまりがあるかな。さがしてしていこうね。」
考える時間をもらいます。
子ども達は、教科書の絵も見ながら、〇をつけていきました。
「何がおかしいのか、どうしておかしいのか、わかったかな?発表してね。」
・水のみ ・ごみ ・すべりだい ・べんち ・絵をみちにかいている ・としょしつ ・かだん …
たくさん出てきました。
「どうしてだめなのだろう。」
理由も一緒に考えていきました。
・水の出しすぎ ・滑るところから登ってる ・べんちはすわるところ ・花だんにボールをいれている
みんな、とてもよく考えています。
「おかしなことをしている子の気持ちをかんがえてみよう。どんな気持ちでやっているのかな。」
・先生や家の人がいないからいいや
・らくがきたのしいな
・サルのマネしてあそんでいる。たのしい。折れてもいい。
「自転車にのっている人は、どう思っているのだろう。」
周囲の人たちの思いに心を向けていきます。
・こまったなあ
「教室にいるお友達は?」
・次の一年生がつかうのに。
子どもたちがやっていることが、周りの人たちにとって、どういうことになるのか、考えさせていきます。
自分の視点だけでなく、周りにいる人の視点からも考えることで、これらのことが周囲の人の迷惑になってることを感じることができます。
このあと、今日、勉強して考えたことをかるたにしてみました。
日頃、使用しているところの写真を見ながら、考えました。
「みずは、たいせつに つかおうね。」
かるたを作るのは、1年生の子たちにとっては難しいのですが、どの子もがんばって作っていました。
今日は、身近でも経験することがある生活の場面の絵を通して、やっていいいこととそうでないことを、そのわけを考えながら学びました。
1学期の頃とは、またひと回り成長した1年生の姿を見ることができました。
たくさん発表し、友達の考えもよく聞いて考えていました。すばらしいです。
20210830 第2学期始業式を迎えて ~子ども達の笑顔と共に~
緊急事態宣言中となった第2学期始業式。
感染症対策を講じながらの新学期スタートとなりました。
感染が強い変異株も心配ですが、これまで行ってきた対策を再度見直し、感染予防対策を強化して教育活動を行ってまいります。
全員の笑顔と共に、今まあるこの環境の中で充実した学校生活が送れるよう全職員で取り組んでまいりますので、よろしくお願いいたします。
始業式では、パラリンピックに出場している競泳の山田美幸選手の話をしました。
14歳の中学3年生。努力家で、考え方や人としても惹かれるものがあります。
57年ぶりの日本開催。コロナ禍の中で、様々な思いもありますが、
この機会をチャンスと捉えて、パラスポーツにもぜひ興味をもってもらえたらと思います。
登校時刻を遅らせての登校となります。
急な変更でご迷惑をおかけします。
登校後から始業までの時間を短くすることで、対応できる職員の数を確保し、児童の接触を少なくして感染のリスクを少しでも減らしたいと考えております。ご理解のほどよろしくお願いいたします。
20210720 第1学期終業式 ~有意義な夏休みを!~
1学期が無事に終了しました。
このところ、連日、猛暑が続いていましたので、子ども達の様子が一番心配されましたが、いつもと変わりなく元気に登校する姿に安心しました。
終業式では、1学期を振り返ることと、1学期の広小のみんなの素晴らしい姿について話しました。
「この1学期、皆さんの頑張りについて、特にうれしく思ったことを2つお話しします。
1つ目は、清掃です。
みなさんの清掃の様子を見ていつも思っていました。
自分の決められた役割を一生懸命に取り組んでいるということです。
1年生は、床を拭いたり、ごみを掃いたりして真面目に取り組む様子が見られました。さらにお友達と協力して机をひとつひとつ運ぶ姿がありました。みんなで息を合わせ、あっという間に運んでしまいました。すごいなと思います。
2年生以上の学年です。時間になると自分の掃除場所へ移動し、集中して掃除を行っていました。教室掃除、理科室音楽室家庭科室体育館掃除、下駄箱掃除、階段や廊下掃除。トイレ掃除。花壇の草取り。職員室前を掃除する6年生も黙って取り組んでいます。広田小の誇れる姿です。
2つ目は、授業に向かう姿勢・態度です。
授業を見に行くと、みなさんの授業に向かう姿勢・態度がいつもすばらしいと感じます。ただ静かに座っているから素晴らしいのではないのです。例えば、先生の話を聞くときとノートに自分の考えを書くとき、黒板の文字をノートに写す時、発表をするときと聞くとき、グループで話し合う時。それぞれの場面での切り替えがとてもうまいのです。特に学年が上がるほど、手本となるようなすばらしい態度を見ることができます。みなさんはあまり意識していないかもしれませんが、これはみんなが集中して授業に臨んでいるということなのです。本当に素晴らしい広田小の子ども達の姿だと思います。」
物事に一生懸命に取り組める広小の子ども達は素晴らしいと思います。
ですので、この夏休みも、自分に合った目標をしっかり立てて、40日間の長い夏休みの間、一生懸命に取り組んでほしいと思います。
また、今年は、「オリンピック・パラリンピック」が日本で行われます。日本で行われる夏のオリンピック・パラリンピックは、57年ぶりです。見に行くことはできませんが、ぜひ、テレビで自分が好きなスポーツを観戦して、日本だけでなく、さまざまな国の人を応援して楽しんでほしいと思います。
夏休みはコロナウイルスの感染に気を付け、交通事故にも十分に注意し、2学期の始業式には、身体も心も大きく成長した子どもたちの姿を見られることを楽しみにしています。
20210715 ひまわり 音楽 ~どれみのばしょをおぼえよう~
はじめにみんなで校歌を歌いました。
全体の歌詞を見ながら、「言葉のちがい」に気を付けるところを確認しました。
1番 ひろしょう 「の」
2番 ひろしょう 「に」
3番 ひろしょう 「を」
次は、「子犬のビンゴ」です。歌いながら手をたたきます。
手をたたく場面は、「BINGO」のところです。
「♬ ビンゴビンゴしってるかい・・・
こいぬのなまえは ビンゴ BINGO(ビー・アイ・エヌ・ジー・オー) ・・・ ♪」
はじめは、「B」だけをたたきます。2回目は、「BⅠ」をたたきます。3回目は、「BIN]…。
手をたたく回数が増えていくのが、とても難しいです。
でも、みんな楽しそうに手をたたきながら歌っています!
今日の勉強は、
「どれみのばしょをおぼえましょう」です。
鍵盤ハーモニカを用意しました。
「どんぐりさんの ド だよ。どこかな。」
「となりの レ。」「レのとなりの ミ。」
「どれみ」の場所を覚えます。
特に、1年生は初めてなので、音を出しながらゆっくり覚えていきます。
「指を出してみましょう。」
「1番、2番、3番・・・」順番に動かしてみます。
「ゆびは、丸めてくださいね。」
鍵盤をひく時の手の形を教えてもらいました。
「1番 ど 2番 れ 3番 み」
「どれみで あいさつ」をふいてみます。
左手で吸い口をもち、吹いていきます。
「ドレミ・ ミレド・ 」「レドㇾミ ドミド・」
なかなか難しいです。
先生に教えてもらいながら、最後まで頑張って吹いてみました。
上学年の子は、自分たちでどんどん吹いていきます。
次は「リズムうち」です。
黒板にリズムのカードが貼られました。
使う楽器は、カスタネット、すず、タンバリンです。
高学年の演奏する「校歌」に合わせて、リズムを打ちます。
最後は、全員で簡単な合奏ができました。
心が一つになった感じがして、とてもうれしくなりました。
リズムに乗って体を動かしたり歌ったり、また楽器で演奏したりすることで、とても気持ちが明るくなり、心が温かくなります。
また、みんなで一つの曲を演奏することは、一体感、信頼感にもつながります。
次の音楽が楽しみです。
20210714 4-2 道徳 ~友だちが泣いている~
「泣いている子がいます。」(先生が泣いているふりをする)
「みなさんだったらどうしますか。」
・どうしたの? ・情報をきく ・ないようを聞く ・だいじょうぶ?
子ども達は何かしら声をかけると答えていました。
「みんなも声をかけてもらったことはある?」
何人かの子が反応していました。
「しっかり自分の事として考えてほしいですね。」
この後、お話を聞きました。
今日は、正しいことを自信をもって言うために何が必要かを考えていきます。
「Bさんはこんなことを言っていたけれど、みんなだったら、Bさんに対してどうしますか?」
「どういったことを言ってあげますか?」
・ちゃんとあやまるよう、言う
・おこらなくても何があってもぶってはいけないと話す
・なんでたたくのか聞く
・あやまって、と言う
「そうだね。今、みんながそう言ってくれたけれど、Aさんの姿を見ていた人はほかにもたくさんいたんだ。」
先生は、見ていたお友達の絵を黒板に貼っていきました。
そして、周りで見ていたお友達がどんなことを言っているのか、確認していきました。
「それぞれが思っていることは、どうだった?」
・ちがう
いくつかやり取りをした後、正しいことを言っていると思われる人とそうでない人を分けてみることにしました。
まずは自分で考え、次にグループで考えを交流していきました。
全体で考えを出し合います。
正しいと思われる人、そうでない人、そしてその理由も。
さまざまな考えが出されました。
「正しいことを自信をもって言うには、何が必要なのだろう。」
・ゆうきかな…。
思わず言葉が出てきます。この後、ニュース動画を見ました。いじめをされて苦しんでいた中学生の話でした。
まだまだ成長段階の子ども達ですから、日頃、ちょっとしたことで相手にいやな思いをさせたり、相手を傷つける言葉を言ってしまったり(またはされたり)することがあります。
しかし、大事なのは、何をすることが正しいのかをじっくり考え、自分なりに行動にうつせることだと思います。
1時間、真剣に考える姿から子ども達の成長を感じるとともに、とても頼もしく思いました。