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校長室日記

NEW 20211213 もののあたたまり方 ~4-1 理科~

「水や空気はどのようにあたたまっていくのか」についての学習です。

「バーベキューなどで使うくしは金属ですね。金属があたたまる様子を見たことがありますか。」

・フライパン

・ストーブ

・やかんであたためたとき

・フライパンのもつところがあつくなっていた時があった

今日は、金属がどのようにあたたまっていくのかについて考えていきます。

「スプーンは金属ですね。」

今日は、はじめにビーカーにお湯を入れて、スプーンが温まっていく様子を調べていきます。

教師の説明を聞き、班ごとにスプーンのあたたまり方の実験をしました。

「スプーンは温まったかな。」

子ども達はスプーンを取り出し、柄のほうから徐々に先のほうを触ってみます。

「あったかい!」

「やけどに気を付けてね。」

どのあたりが一番温まっているかを調べ、ノートに書いていきます。

その後、全体で話し合いました。

「どこが温かかったかな?」

教師が黒板に絵をかきながら確認していきます。

「全体がすぐに温まったかな?」

・全体ではない

○ あたたまるまでには?   ーーー→ 時間がかかった

○ はしっこも少し温かかった?ーーー→ 熱していないところも温かくなる

温めた部分から徐々に温かくなっていました。

熱が伝わっているようでした。

「こんどは、金属棒とガスコンロを使って実験をします。」

「温まったかどうかを調べるには、どうしたらいいですか?」

・水でぬらす

・機械で調べる

・紙を貼っておいて焦げるかを見る   

子ども達からは、さまざまな考えが出てきました。

すると、教師があるものを見せます。

「棒に液を塗りました。熱くなると、ピンク色になります。冷やすと…。」

テレビでその様子を見ました。

・ほんとだ!

「この液を塗った棒を使って、金属がどう温まっていくかを見ていきます。」

「この液のことを『示温インク』と言います。」

はじめてこの言葉を聞きました。温度を示すインクのことです。

(問)金属はどのように全体が温まるのだろう。

(実)示温インクを使って調べよう。

 「まずは、ノートに予想を書いてみましょう。」

「最初は、どこが温まるかな?」「次は?」

全体でどのように金属が温まっていくのか、予想をしていきました。

そして、いよいよ、実験の準備です。

金属の棒をスタンドで固定して行います。

コンロを用意して準備完了。

「やけどに注意してくださいね。」

実験開始です。

 どの班も気を付けて実験を行っていました。

結果はすぐに出たようです。

「予想した通り温まっていた?」

・あったまっていた

結果を確認していきました。

どの班も結果は同じようでした。

今日は、時間が無くなってしまったので、ここで終わりです。

最後に振り返りをして授業を終えました。

金属がどのように温まっていくのかは、実験をすることでよくわかりました。

次回は、金属の板を温めていきます。

 

課題に対して予想を立て、実際に実験をして確かめる。

確かめたことは知識となって残り、次の学習につながります。

理科では、普段使わない火の扱い方についても学びます。

目的を明確にして、段取りを確認しながら実験を行ったり、安全に気を付けて作業をしたり、結果を正確にノートに記録したり、友達と声を掛け合いながら進めたり…。子ども達の様々な活動とともに学習が進んでいきます。

片付けも自分たちで考え、最後までしっかりと行っていました。

成長を感じます。

NEW 20211209 谷川岳に生きたドクター ~4-1 道徳~

「私たちの生活を守ってくれている人にはどんな人がいますか。」

・スクールガードリーダー

・駐在所や警察の人

・学校の先生  などなど

「そういう私たちの生活を守ってくれている人は、どんな思いでやっているのか、今日は考えていきますよ。」

教材は「谷川岳に生きたドクター」です。

谷川岳は群馬県と新潟県をまたぐ山です。

石川さんというお医者さんが出てきます。石川さんについて説明していきました。

「石川さんは、どういう思いでお仕事をされているのかを考えていきます。」

子ども達は、教師が読む話を石川さんのことを考えながら静かに聴いていました。

話を読み終えると、今日の課題を板書します。

(課)自分たちの生活を支え、守ってくれている人たちはどのような思いでしてくれているのだろう。

「石川さんは、村の人たちにどんなことをしてくれていましたか。」

・どんな天気でも人を助けようとしていた

・親切にしてくれていた

・貧しい人にはお金を取らない 神様のような

・自分の病気のためでもあった・・・

「この石川さんにどんなことを思ったかな?」

・ずっといてほしい

・優しいし、お金も取らないからずっとこの村で診察をやってほしい

・安心する  ・いつもありがとう

・石川さんに頼ってるし、いないと困る

・ありがとうとかんしゃしている

「そかいをしていたよね。その時になぜ、もどる気がしなかったのだろう。なぜ谷川岳に残ったのだろう。」

今度は、2~3人で話し合います。

自分の考えを友達と出し合いました。

 全体で考えを出し合います。

・自分が残るとみんなが助かる

・村の人を守りたい

・ずっと元気でいたい

・村の人と心が通じている

・谷川岳は人が少なく、静か

「それは、誰のことを考えているの?」

「自分のこと?」「村人のこと?」

子ども達の考えに対して、教師が問い返しをしていきます。

「でも、ときどきはしかっていたよね。」

・登山は危ないので、

・けがをしてほしくない

「厳しくするのは、何を教えたかったのかな。」

・命の大切さ

「命の大切さを伝えようとしていたんだ。

こういう気持ちを知ったら、村の人たちは、どんなふうに思うかな。」

・働き過ぎじゃないかと心配

・素晴らしい人だ

・自分もしてあげたい

・倒れたらこっちが困る

・めいわくかけている

「めいわくかけているの?」

「こんなことを考えたら、恩返しじゃすまないのかもね。村の人たちは感謝だけじゃない、もっと違った思いもあったのかもしれないね。」

この話合いの後は、今度は私たちの生活に視点を向け、「広小の地域の人たち」について考えていきました。

 ・スクールガードリーダー     ・お医者さん       ・近所の人   ・旗当番の人   ・登校班の班長

そして、広小の環境美化会員のお二人からいただいたメッセージ(ビデオにて)を聞きました。

お二人は、広小のために学校整備を長い間、担当してくれています。

「どんな思いでお仕事をされているのか、教えてください。」

日頃の思いを聞きました。

・みんなを不審者から守るために伸びた木や草を切ったり刈ったりして、見えるようにしています。

・みんなが安心して学校で生活できるように、と思ってやっています。

・みんなのあいさつで元気をもらっていますよ。

みんな真剣にビデオを見ていました。

「お二人の方が、どんな思いでやってくれていたのか、今まで考えたことあったかな…。」

最後に振り返りを書きました。

「今日の学習を通して考えたこと」

これまで自分はどうだったか、今日の学習を通してどんなことを思ったか、など思い思いに道徳ノートに書いていました。

 教材を通して学んだ石川さんの生き方と実際に自分たちの近くでみんなのために働いてくださっている方々の思いを結び付けつけ、自分はその方々に対してどのように接してきたか、どんな思いをもってきたか、またこれから自分はどうあるべきかについて、子ども達なりに考えさせる授業でした。

いろいろな方の思いに心を寄せて考えることは、とても大事な学びです。

相手の思いをしっかりと受け止めるとともに、今後も自分はどうあるべきかについてじっくり考えていけるといいです。

NEW 20211208 町人の文化と新しい学問 ~6-1 社会~

6年生は、歴史の勉強をしています。

はじめに、これまでの学習を振り返りました。

江戸時代の後半。武士だけでなく、町人も文化に親しむようになってきました。

「歌舞伎、人形浄瑠璃で有名な脚本家がいたよね。誰だったかな。」

教師が質問を投げかけ、わかる人は立って答えます。

・近松門左衛門

「浮世絵も盛んになって、印刷業も増えてきたね。有名な画家は誰だったかな。」

・歌川広重

「西洋の学問も入ってきたね。医学も入ってきたけれど、『解体新書』を書いたのは前野良沢と誰だっただろう。」

・杉田玄白

「GPSのない時代、日本地図が描かれたけれど…。」

・伊能忠敬

意外と忘れていることがあり、全員で復習することは大事だと思いました。

みんなで歴史上の人物の名前を思い出し、「そうだった。」「わかった。」などとつぶやきも聞こえます。

それぞれがしっかりと確認をしていきました。

「今日は、国学について学習していきます。」

(問)国学とはどのような学問なのでしょうか。また、人々は幕府に対してどのようなことを思うのでしょうか。

「今日は、国学と幕府について調べていきます。」

はじめに教科書を読んでいきました。

当時、日本にはさまざまな学問が入ってきたのですが、その中でも国学を勉強しようという流れが出てきました。

「国学ってわかる?」

子ども達に問いかけながら、教師が板書していきます。

国学…日本人がもっていた考え方

「この人、知ってるかな。」テレビで人物絵を映し、問いかけます。

「本居宣長ですね。」

「どんな人なのか、まずは、自分で調べてみましょう。その後、グループでまとめていきます。」

一人一人が本居宣長について調べていきます。

まずは教科書を見て、わかったことを箇条書きで書いていきました。

さらに調べたい人は、机上に用意したタブレットも使うことができます。

 5分間、個人でまとめます。

みんな、真剣に取り組んでいました。

次に、グループで話し合います。

それぞれがノートにまとめたことを、確認していきました。

グループでまとめた用紙を黒板に貼り、発表をしてもらいました。

2班の発表。

代表の子が、前に出て発表をします。

本居宣長について、多くの情報を伝えていました。その中で、教師から全体へ質問を投げかけていきます。

「『古事記』という書物をつくったのですね。前にも似たような書物がでてきたけど、覚えていますか。」

すぐには出てきませんでしたが、『日本書紀』を覚えていたお友逹の言葉でみんな思い出したようでした。

「これが社会に大きな影響を与えたのですね。付け足しはある?」

4班

国学に全力を注いだことを発表しました。

今日の前半の問題は、国学について学びました。次は、後半部分の問題を考えます。

「では、人々はこれをどのように思っていたのでしょうか。」

 テレビに映した教科書の絵を提示し、教師が質問をしていきました。

「これは何をしているの?」

子どもから出た発言をもとに、次々と教師が問いかけてきます。

「物価って何?」

「飢饉とは?」

「お米がとれないと値段はどうなるの?」

「打ちこわしって?」

新しい言葉が次々に出てきて、子ども達はそのことを理解しながら考えていきます。

・だんだんと庶民の生活が苦しくなって、不満に思うようになったこと。

・打ちこわしや百姓一揆が起こり幕府を批判する動きが出てきたこと。

などを学びました。

最後に、各自が国学についてタブレットでまとめました。

小学校では、6年生で歴史を広く浅く学びます。まさに基礎の内容です。

小学校で学んだことは、中学校や高校でさらに深く学んでいく土台となります。

教科書にある資料を上手に活用し、歴史上の出来事やその背景を考えていくと、より歴史が楽しくなってきます。

自主学習でまとめ直すのもよいかもしれません。また、意外に歴史漫画も有効です。

自分に合った学び方が見つかるといいですね。日本史は奥が深いです。

NEW 2021,11,24 「はこをつなげてあそぼう」 ~ひまわり図工~

今日は、「はこをつなげてあそぼう」の続きでした。

これまでに

① いろいろなはこであそぼう

② はこをたくさんつなげよう

③ はこにかざりをつけよう

に取り組んできました。

今日の「ミッション」は、

➃ はこにラッカーで色をつけよう

です。

ラッカーの色は黒です。黒を塗った後に、銀色や金色で色をつけていきます。

ラッカーを実際に見て、使用するときの注意について聞きました。

マスクを必ずすること。

外で行うこと。

手袋をかならずすること。  などなど

その後、教師が今日の一人一人の課題について確認していきました。

「かざりもありますから、使ってくださいね。」

「時間は、25分間です。(〇分まで)」

作業開始です!

色を付ける前に、各自の作品の仕上がりを見て、まだ飾りをつけるかどうかを確認しました。

そして、大丈夫であれば、ベランダで色をつけていきます。

最後に、みんなの作品の途中経過を見ていきました。

一人一人、自分の作品をみんなに見せて、「すごいね。」と拍手をもらっていました。

「次回は、金と銀の色をつけていきます。」

次回の予定を聞いて、今日の図工の授業は終わりです。

自分の作った作品が、色をつけることで変化していくので、これからどうなっていくのだろうといった

ワクワク感が高まってきます。どんな作品に仕上がるのかたのしみですね。

NEW 2021,11,19 組み合わせ方 ~6-2算数~

算数「順序よく整理して調べよう」の学習でした。

はじめに、前時の復習です。

「1,2,3,4から2枚とります。組み合わせは、全部で何通りありますか。」

まずは自分で考え、その後、近くの人と話し合います。

・2が先頭の時は、…。

・3が先頭の時は、…。

・4が先頭の時は、…。

全員で言いながら、答えを出していきました。

「すばらしいですね。」教師から称賛の声が上がります。既習事項がしっかり確認できました。

「それでは、今日の問題です。」

(問)A,B,C,Dで試合をする時、どのチームもちがったチームと1回ずつ対戦する。どんな対戦があるか調べよう。

「バスケの試合をみんなもやりましたよね。覚えてる?どんな組み合わせがありましたか。」

自分達の身近な経験と結びつけて考えていきます。

・A-B

「対戦を考えるときに、どんなことがないようにしないといけないですか?」

教師と子どもとのやり取りが続きます。

・重なり

・落ちも…

「落ちや重なりですよね。」

今日の課題は、

(課)落ちや重なりがないように調べよう。

「まずは、予想、見通しをもちましょう。」

「試合数は、いくつくらいになりそうかな?」

「10以上?」「20以上?」子ども達は予想したところに手をあげます。

「どんな方法でできそうかな?」

・樹形図

・表

・リーグ表

すぐに意見が出ました。

「それでは、早速、自分で考えてみよう。」

「落ちや重なりがないようにするのですよ。」

教師が再度、確認をしました。

まずは自力解決。それぞれがノートに取り組みました。

電子黒板が時計の画面にかわり、取り組む時間が表示されます。

(時間になると鐘の音がなります。)

「時間になったので、考えたことをお友達と話し合ってみましょう。」

「何通りになりましたか?」

全体で発表をしていきます。

ノートに書いた内容を電子黒板に写し、子ども達が前に出て説明していきます。

みんなで説明を聞いていると、教師から質問が飛んでいきます。

「これはどのやり方ですか?」

「なぜここには、書かないのですか?」

「他にはないのですか?」

「それで何通りになるのですか?」 ・・・

さらに別の方法についても考えていきました。

新たな方法についても考えていきました。

樹形図やリーグ表は、子ども達から出てきましたが、教科書の中の「みさきさん」が考えた「線でつなぐ」考えは新しい考えでした。

これは、どんな考えなのかをまず各自で考え、その後、前後ペアで考えを出し合っていきました。

新たな考えは、とても刺激を受けます。

「なるほど。簡単かも。」

「使えるね。」

そして、最後に、自分たちで考えたやり方と教科書にあるやり方の合わせて3通りについて、その違いを考えていきました。
「組み合わせ方を調べるときも表や図を使うと、落ちや重なりがないのですね。」

まとめです。

そして、この3通りのやり方で、さらに「A,B,C」3チームの組み合わせを考えていきました。

今日の学習の定着を図るための練習問題です。

できたら前に見せに行きます。

今日の学習をしっかりと身に付けさせるためには、適用問題は欠かせません。

(時間がない場合は、宿題で出すこともあります。)

まずは自分で感が、互いに考えを出し合い、さらに考える。

何人かで相談してやり方を教えたり教えられたりしながら考えていくことは、

自分の知識や技能の不確かな部分を見つけるよいきっかけになると思いました。

自分の考えを人にきちんと伝えられなくては、十分理解しているとは言えません。

経験を重ねることで、大きな力となっていく事と思います。

そして、確実に自分のものにするためには、その日のうちに勉強したことを復習することが一番です。

6年生はもうすぐ中学生です。家庭学習に力を入れていきましょう!