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校長室日記

NEW 20211213 もののあたたまり方 ~4-1 理科~

「水や空気はどのようにあたたまっていくのか」についての学習です。

「バーベキューなどで使うくしは金属ですね。金属があたたまる様子を見たことがありますか。」

・フライパン

・ストーブ

・やかんであたためたとき

・フライパンのもつところがあつくなっていた時があった

今日は、金属がどのようにあたたまっていくのかについて考えていきます。

「スプーンは金属ですね。」

今日は、はじめにビーカーにお湯を入れて、スプーンが温まっていく様子を調べていきます。

教師の説明を聞き、班ごとにスプーンのあたたまり方の実験をしました。

「スプーンは温まったかな。」

子ども達はスプーンを取り出し、柄のほうから徐々に先のほうを触ってみます。

「あったかい!」

「やけどに気を付けてね。」

どのあたりが一番温まっているかを調べ、ノートに書いていきます。

その後、全体で話し合いました。

「どこが温かかったかな?」

教師が黒板に絵をかきながら確認していきます。

「全体がすぐに温まったかな?」

・全体ではない

○ あたたまるまでには?   ーーー→ 時間がかかった

○ はしっこも少し温かかった?ーーー→ 熱していないところも温かくなる

温めた部分から徐々に温かくなっていました。

熱が伝わっているようでした。

「こんどは、金属棒とガスコンロを使って実験をします。」

「温まったかどうかを調べるには、どうしたらいいですか?」

・水でぬらす

・機械で調べる

・紙を貼っておいて焦げるかを見る   

子ども達からは、さまざまな考えが出てきました。

すると、教師があるものを見せます。

「棒に液を塗りました。熱くなると、ピンク色になります。冷やすと…。」

テレビでその様子を見ました。

・ほんとだ!

「この液を塗った棒を使って、金属がどう温まっていくかを見ていきます。」

「この液のことを『示温インク』と言います。」

はじめてこの言葉を聞きました。温度を示すインクのことです。

(問)金属はどのように全体が温まるのだろう。

(実)示温インクを使って調べよう。

 「まずは、ノートに予想を書いてみましょう。」

「最初は、どこが温まるかな?」「次は?」

全体でどのように金属が温まっていくのか、予想をしていきました。

そして、いよいよ、実験の準備です。

金属の棒をスタンドで固定して行います。

コンロを用意して準備完了。

「やけどに注意してくださいね。」

実験開始です。

 どの班も気を付けて実験を行っていました。

結果はすぐに出たようです。

「予想した通り温まっていた?」

・あったまっていた

結果を確認していきました。

どの班も結果は同じようでした。

今日は、時間が無くなってしまったので、ここで終わりです。

最後に振り返りをして授業を終えました。

金属がどのように温まっていくのかは、実験をすることでよくわかりました。

次回は、金属の板を温めていきます。

 

課題に対して予想を立て、実際に実験をして確かめる。

確かめたことは知識となって残り、次の学習につながります。

理科では、普段使わない火の扱い方についても学びます。

目的を明確にして、段取りを確認しながら実験を行ったり、安全に気を付けて作業をしたり、結果を正確にノートに記録したり、友達と声を掛け合いながら進めたり…。子ども達の様々な活動とともに学習が進んでいきます。

片付けも自分たちで考え、最後までしっかりと行っていました。

成長を感じます。

NEW 20211209 谷川岳に生きたドクター ~4-1 道徳~

「私たちの生活を守ってくれている人にはどんな人がいますか。」

・スクールガードリーダー

・駐在所や警察の人

・学校の先生  などなど

「そういう私たちの生活を守ってくれている人は、どんな思いでやっているのか、今日は考えていきますよ。」

教材は「谷川岳に生きたドクター」です。

谷川岳は群馬県と新潟県をまたぐ山です。

石川さんというお医者さんが出てきます。石川さんについて説明していきました。

「石川さんは、どういう思いでお仕事をされているのかを考えていきます。」

子ども達は、教師が読む話を石川さんのことを考えながら静かに聴いていました。

話を読み終えると、今日の課題を板書します。

(課)自分たちの生活を支え、守ってくれている人たちはどのような思いでしてくれているのだろう。

「石川さんは、村の人たちにどんなことをしてくれていましたか。」

・どんな天気でも人を助けようとしていた

・親切にしてくれていた

・貧しい人にはお金を取らない 神様のような

・自分の病気のためでもあった・・・

「この石川さんにどんなことを思ったかな?」

・ずっといてほしい

・優しいし、お金も取らないからずっとこの村で診察をやってほしい

・安心する  ・いつもありがとう

・石川さんに頼ってるし、いないと困る

・ありがとうとかんしゃしている

「そかいをしていたよね。その時になぜ、もどる気がしなかったのだろう。なぜ谷川岳に残ったのだろう。」

今度は、2~3人で話し合います。

自分の考えを友達と出し合いました。

 全体で考えを出し合います。

・自分が残るとみんなが助かる

・村の人を守りたい

・ずっと元気でいたい

・村の人と心が通じている

・谷川岳は人が少なく、静か

「それは、誰のことを考えているの?」

「自分のこと?」「村人のこと?」

子ども達の考えに対して、教師が問い返しをしていきます。

「でも、ときどきはしかっていたよね。」

・登山は危ないので、

・けがをしてほしくない

「厳しくするのは、何を教えたかったのかな。」

・命の大切さ

「命の大切さを伝えようとしていたんだ。

こういう気持ちを知ったら、村の人たちは、どんなふうに思うかな。」

・働き過ぎじゃないかと心配

・素晴らしい人だ

・自分もしてあげたい

・倒れたらこっちが困る

・めいわくかけている

「めいわくかけているの?」

「こんなことを考えたら、恩返しじゃすまないのかもね。村の人たちは感謝だけじゃない、もっと違った思いもあったのかもしれないね。」

この話合いの後は、今度は私たちの生活に視点を向け、「広小の地域の人たち」について考えていきました。

 ・スクールガードリーダー     ・お医者さん       ・近所の人   ・旗当番の人   ・登校班の班長

そして、広小の環境美化会員のお二人からいただいたメッセージ(ビデオにて)を聞きました。

お二人は、広小のために学校整備を長い間、担当してくれています。

「どんな思いでお仕事をされているのか、教えてください。」

日頃の思いを聞きました。

・みんなを不審者から守るために伸びた木や草を切ったり刈ったりして、見えるようにしています。

・みんなが安心して学校で生活できるように、と思ってやっています。

・みんなのあいさつで元気をもらっていますよ。

みんな真剣にビデオを見ていました。

「お二人の方が、どんな思いでやってくれていたのか、今まで考えたことあったかな…。」

最後に振り返りを書きました。

「今日の学習を通して考えたこと」

これまで自分はどうだったか、今日の学習を通してどんなことを思ったか、など思い思いに道徳ノートに書いていました。

 教材を通して学んだ石川さんの生き方と実際に自分たちの近くでみんなのために働いてくださっている方々の思いを結び付けつけ、自分はその方々に対してどのように接してきたか、どんな思いをもってきたか、またこれから自分はどうあるべきかについて、子ども達なりに考えさせる授業でした。

いろいろな方の思いに心を寄せて考えることは、とても大事な学びです。

相手の思いをしっかりと受け止めるとともに、今後も自分はどうあるべきかについてじっくり考えていけるといいです。

NEW 20211208 町人の文化と新しい学問 ~6-1 社会~

6年生は、歴史の勉強をしています。

はじめに、これまでの学習を振り返りました。

江戸時代の後半。武士だけでなく、町人も文化に親しむようになってきました。

「歌舞伎、人形浄瑠璃で有名な脚本家がいたよね。誰だったかな。」

教師が質問を投げかけ、わかる人は立って答えます。

・近松門左衛門

「浮世絵も盛んになって、印刷業も増えてきたね。有名な画家は誰だったかな。」

・歌川広重

「西洋の学問も入ってきたね。医学も入ってきたけれど、『解体新書』を書いたのは前野良沢と誰だっただろう。」

・杉田玄白

「GPSのない時代、日本地図が描かれたけれど…。」

・伊能忠敬

意外と忘れていることがあり、全員で復習することは大事だと思いました。

みんなで歴史上の人物の名前を思い出し、「そうだった。」「わかった。」などとつぶやきも聞こえます。

それぞれがしっかりと確認をしていきました。

「今日は、国学について学習していきます。」

(問)国学とはどのような学問なのでしょうか。また、人々は幕府に対してどのようなことを思うのでしょうか。

「今日は、国学と幕府について調べていきます。」

はじめに教科書を読んでいきました。

当時、日本にはさまざまな学問が入ってきたのですが、その中でも国学を勉強しようという流れが出てきました。

「国学ってわかる?」

子ども達に問いかけながら、教師が板書していきます。

国学…日本人がもっていた考え方

「この人、知ってるかな。」テレビで人物絵を映し、問いかけます。

「本居宣長ですね。」

「どんな人なのか、まずは、自分で調べてみましょう。その後、グループでまとめていきます。」

一人一人が本居宣長について調べていきます。

まずは教科書を見て、わかったことを箇条書きで書いていきました。

さらに調べたい人は、机上に用意したタブレットも使うことができます。

 5分間、個人でまとめます。

みんな、真剣に取り組んでいました。

次に、グループで話し合います。

それぞれがノートにまとめたことを、確認していきました。

グループでまとめた用紙を黒板に貼り、発表をしてもらいました。

2班の発表。

代表の子が、前に出て発表をします。

本居宣長について、多くの情報を伝えていました。その中で、教師から全体へ質問を投げかけていきます。

「『古事記』という書物をつくったのですね。前にも似たような書物がでてきたけど、覚えていますか。」

すぐには出てきませんでしたが、『日本書紀』を覚えていたお友逹の言葉でみんな思い出したようでした。

「これが社会に大きな影響を与えたのですね。付け足しはある?」

4班

国学に全力を注いだことを発表しました。

今日の前半の問題は、国学について学びました。次は、後半部分の問題を考えます。

「では、人々はこれをどのように思っていたのでしょうか。」

 テレビに映した教科書の絵を提示し、教師が質問をしていきました。

「これは何をしているの?」

子どもから出た発言をもとに、次々と教師が問いかけてきます。

「物価って何?」

「飢饉とは?」

「お米がとれないと値段はどうなるの?」

「打ちこわしって?」

新しい言葉が次々に出てきて、子ども達はそのことを理解しながら考えていきます。

・だんだんと庶民の生活が苦しくなって、不満に思うようになったこと。

・打ちこわしや百姓一揆が起こり幕府を批判する動きが出てきたこと。

などを学びました。

最後に、各自が国学についてタブレットでまとめました。

小学校では、6年生で歴史を広く浅く学びます。まさに基礎の内容です。

小学校で学んだことは、中学校や高校でさらに深く学んでいく土台となります。

教科書にある資料を上手に活用し、歴史上の出来事やその背景を考えていくと、より歴史が楽しくなってきます。

自主学習でまとめ直すのもよいかもしれません。また、意外に歴史漫画も有効です。

自分に合った学び方が見つかるといいですね。日本史は奥が深いです。

NEW 2021,11,24 「はこをつなげてあそぼう」 ~ひまわり図工~

今日は、「はこをつなげてあそぼう」の続きでした。

これまでに

① いろいろなはこであそぼう

② はこをたくさんつなげよう

③ はこにかざりをつけよう

に取り組んできました。

今日の「ミッション」は、

➃ はこにラッカーで色をつけよう

です。

ラッカーの色は黒です。黒を塗った後に、銀色や金色で色をつけていきます。

ラッカーを実際に見て、使用するときの注意について聞きました。

マスクを必ずすること。

外で行うこと。

手袋をかならずすること。  などなど

その後、教師が今日の一人一人の課題について確認していきました。

「かざりもありますから、使ってくださいね。」

「時間は、25分間です。(〇分まで)」

作業開始です!

色を付ける前に、各自の作品の仕上がりを見て、まだ飾りをつけるかどうかを確認しました。

そして、大丈夫であれば、ベランダで色をつけていきます。

最後に、みんなの作品の途中経過を見ていきました。

一人一人、自分の作品をみんなに見せて、「すごいね。」と拍手をもらっていました。

「次回は、金と銀の色をつけていきます。」

次回の予定を聞いて、今日の図工の授業は終わりです。

自分の作った作品が、色をつけることで変化していくので、これからどうなっていくのだろうといった

ワクワク感が高まってきます。どんな作品に仕上がるのかたのしみですね。

NEW 2021,11,19 組み合わせ方 ~6-2算数~

算数「順序よく整理して調べよう」の学習でした。

はじめに、前時の復習です。

「1,2,3,4から2枚とります。組み合わせは、全部で何通りありますか。」

まずは自分で考え、その後、近くの人と話し合います。

・2が先頭の時は、…。

・3が先頭の時は、…。

・4が先頭の時は、…。

全員で言いながら、答えを出していきました。

「すばらしいですね。」教師から称賛の声が上がります。既習事項がしっかり確認できました。

「それでは、今日の問題です。」

(問)A,B,C,Dで試合をする時、どのチームもちがったチームと1回ずつ対戦する。どんな対戦があるか調べよう。

「バスケの試合をみんなもやりましたよね。覚えてる?どんな組み合わせがありましたか。」

自分達の身近な経験と結びつけて考えていきます。

・A-B

「対戦を考えるときに、どんなことがないようにしないといけないですか?」

教師と子どもとのやり取りが続きます。

・重なり

・落ちも…

「落ちや重なりですよね。」

今日の課題は、

(課)落ちや重なりがないように調べよう。

「まずは、予想、見通しをもちましょう。」

「試合数は、いくつくらいになりそうかな?」

「10以上?」「20以上?」子ども達は予想したところに手をあげます。

「どんな方法でできそうかな?」

・樹形図

・表

・リーグ表

すぐに意見が出ました。

「それでは、早速、自分で考えてみよう。」

「落ちや重なりがないようにするのですよ。」

教師が再度、確認をしました。

まずは自力解決。それぞれがノートに取り組みました。

電子黒板が時計の画面にかわり、取り組む時間が表示されます。

(時間になると鐘の音がなります。)

「時間になったので、考えたことをお友達と話し合ってみましょう。」

「何通りになりましたか?」

全体で発表をしていきます。

ノートに書いた内容を電子黒板に写し、子ども達が前に出て説明していきます。

みんなで説明を聞いていると、教師から質問が飛んでいきます。

「これはどのやり方ですか?」

「なぜここには、書かないのですか?」

「他にはないのですか?」

「それで何通りになるのですか?」 ・・・

さらに別の方法についても考えていきました。

新たな方法についても考えていきました。

樹形図やリーグ表は、子ども達から出てきましたが、教科書の中の「みさきさん」が考えた「線でつなぐ」考えは新しい考えでした。

これは、どんな考えなのかをまず各自で考え、その後、前後ペアで考えを出し合っていきました。

新たな考えは、とても刺激を受けます。

「なるほど。簡単かも。」

「使えるね。」

そして、最後に、自分たちで考えたやり方と教科書にあるやり方の合わせて3通りについて、その違いを考えていきました。
「組み合わせ方を調べるときも表や図を使うと、落ちや重なりがないのですね。」

まとめです。

そして、この3通りのやり方で、さらに「A,B,C」3チームの組み合わせを考えていきました。

今日の学習の定着を図るための練習問題です。

できたら前に見せに行きます。

今日の学習をしっかりと身に付けさせるためには、適用問題は欠かせません。

(時間がない場合は、宿題で出すこともあります。)

まずは自分で感が、互いに考えを出し合い、さらに考える。

何人かで相談してやり方を教えたり教えられたりしながら考えていくことは、

自分の知識や技能の不確かな部分を見つけるよいきっかけになると思いました。

自分の考えを人にきちんと伝えられなくては、十分理解しているとは言えません。

経験を重ねることで、大きな力となっていく事と思います。

そして、確実に自分のものにするためには、その日のうちに勉強したことを復習することが一番です。

6年生はもうすぐ中学生です。家庭学習に力を入れていきましょう!

NEW 20211111  はちさんのバッチ ~ひまわり道徳~

今日は、お世話になっている人について考えていきます。

はじめに、先生から何枚かの写真を見せてもらいました。

「この人はだれでしょう。何をやっているのかな。」

・お話ボランティアさん

・給食調理員さん

・栄養士の先生

・スクールガードリーダーさん

・たてわりで一緒の6年生    ほか

「どんな時にお世話になっているかな?」

「このあいだもお話をしてくれたね。」

「おいしい給食つくってくれているね。」

お世話になっている方のことを思い起こしています。

今日は「日頃お世話になっている人」のことを考えていきます。

お話は、「はちさんのバッチ」です。

くんちゃんとルーおばあちゃんが出てくるお話です。

はちさんのバッチもでてきますね・・・。

先生がお話を読んでいきました。

子ども達はとても興味をもって聞いていました。

読み終わると、

「どうしてルーおばあちゃんはいいなあと言ってるのかな?」

先生から投げかけの言葉がありました。

「一日に何回くらいおさんぽしていたのかな。」

「ぼくはどう?」

「バッチはどこ?」

そして、大きなバッチをみんなに見せてくれました。

「ここにつけていたのだよね。」

そう言って、黒板にバッチをつけました。

「なんでつけていたのかな。」

「このバッチの意味は何だろう?」

ルーおばあちゃんのつけているバッチについて、いろいろなことをみんなで考えていきます。

「これをつけておくとどうなのだろう?」

・あさ8じ  ごご3じ にいく

・じかんをおぼえていた

ルーおばあちゃんは、子ども達の見守りをするために、わすれないよう、このバッチを付けていたのです。

このことを知ったくんちゃんは、「早く明日にならないかな。」と、お布団に入って考えていました。

「どうしてそう思っていたのだろう。」

「くんちゃんの気持ちになって考えてみよう。」

みんなで、くんちゃんになって考えてみました。

くんちゃんのように、お布団に入って考えました。 

「はやくあいたいなあ」

「おばあちゃんにあいたいな。」

「早くありがとうといいたいなあ。」

バッチのひみつを知ったので、おばあちゃんに早く伝えたい気持ちがわかりました。

さいごに、はじめに見たお世話になっている方々の写真をもう一度見ました。

「みなさんは、これらの人にどんなありがとうを言いたいですか?」

ワークシートに書いていきます。

 前に出て発表をしました。

日頃お世話になっている人が、どんな思いでやってくれているのかを考える授業でした。

日頃、お世話になっている人について考えるきっかけがないと、何気なく過ぎていってしまいますが、授業で考えていく事で改めて振り返ることができますね。

たくさん考えました。

NEW 20211110 およその数の使い方や表し方を調べよう ~4-2算数~

これまでに、四捨五入や切り上げ、切り捨てについて勉強してきました。

そこではじめに、復習から入りました。

・125以上 135未満について(四捨五入について)

・切り捨てと切り上げについて

これらのことを踏まえて、今日は、買い物をする時の見当のつけかたについて考えていきます。

「はなさんは、お兄さんとお母さんとスーパーに買い物に来ました。それぞれ買いたいものがあるようです。」

「だいたいいくらぐらいだろう。」「〇〇〇円以上だと駐車券が…。」

それぞれの思いは、さまざまです。

そこで問題です。

(問)3人はそれぞれの買い物で代金の合計の見当をつけています。3人の見当のつけ方を説明しましょう。

「見当って、どういうことだろう?」

・だいたい

・よそう

子ども達から出てきます。

「見当をつけることを見積もるといいます」

この言葉をヒントに、見積もりのしかたを考えていきました。

今日の課題です。

(か)見積もりのしかたを考えよう。

「はなさん」「お兄さん」「お母さん」の3人が買い物をする様子をもとに、代金の合計をどのようにして見積もっているのかをそれぞれ考えていきました。

3人はだいたいいくらくらいかかるのかを考えるのですが、その考え方に違いがあります。

(はなさん)137円→100円、290円→300円

(お兄さん)145円→200円

(お母さん)375円→300円  

「3人は、なぜこのような見積もりのしかたをしたのか、グループで考えてみよう。」

グループになって話し合いました。

 次に、全体で考えていきます。

グループ内で出された考えを発表し合いました。

先生が黒板に整理していきます。

はなさん、お兄さん、お母さんの一人一人の考え方についてまとめ、なぜこのような考えをしたのかを聞きました。

「はなさん、お兄さん、お母さんは、どういう買い物がしたかったのかな。」

それぞれ目的があったのです。

・お兄さんは、1000円しかもっていないのでそれ以上は買えない。だから、切り上げて多めに見積もった。

・お母さんは、1000円以上を買わないと駐車券がただにならないので、切り捨て(端数を捨て)て確実に1000円を超えるように見積もった。

目的によって、「四捨五入」をしたり、「切り上げ」をしたり、「切り捨て」をしたり・・・。同じ「見積もり」でも、やり方が違うことがわかりました。

 

算数では、ただ計算をすればいいのではなく、目的を考えて計算をすることも大切です。

最後の振り返りでは、

・切り上げ、切り捨てのしかたがわかった。

・目的によって変えられることがわかった

など、考えたことを発表していました。

より積み重ねが大切な単元です。

もう一度教科書の問題を解き直したり、ドリルをやったりして、身に付けていくといいですね。

NEW 20211102 はちさんのバッチ ~1-2道徳~

今日はお世話になっている人について考えました。

「普段お世話になっている人はどんな人ですか?」

・ともだち

・先生   ・スクールガードリーダーさん

子ども達からは、次々と出てきます。

今日は、このようなお世話になっている人について考えていきます。

お話は、「はちさんのバッチ」です。

「バッチってわかりますか。」

先生がバッチについて説明してくれました。

「今日考えて欲しいことは、お世話になっている人たちのことですよ。」

そう言うと、先生は子ども達にお話を読み聞かせました。

「出てきたのは、だれだったかな?」

・ルーおばあちゃん

・くんちゃん  ・・・

二人の絵を黒板に貼りました。

「はちさんバッチ、どう?」

「なんで、くんちゃんは、ルーおばあさんのことをいいなあって言ったのだろう。」

・しゅくだいないから

・いそがしくないから

・はちみつがすきだから

・2回もさんぽにいってるから

・やることが少ないから

いろいろな考えが出てきました。

「ルーおばあさんのことをうらやましいと感じているのかな。」

子どもと先生のやり取りが続きます。

その後、先生が、お話の続きを読みました。

「へえ、そうだったんだ。」この言い方は、…

・元気ある

・元気ない

「どっちだと思う?」

・最初のほう

「はちさんの意味、わかったかな?どう思ったのだろう。」

さらにやり取りが続いていきました。

そして、ルーおばあさんの本当の意味、お散歩をしていた意味を、くんちゃんが知ったことを確認しました。

「くんちゃんは、どう思ったのだろう。」

すると、

・すごいな

・びっくりした

・じかんのため

・ちゃんと見てくれていたんだ

と子ども達は、次々に発表していました。

さらにお話の続きを読みます。

「なんでくんちゃんは、はやくあしたになってほしいと思ったのかな。」

みんな考えていました。

「最初は、いいなあと思っていたんだよね。」

一人一人がワークシートに書き、発表をしました。

・早く会ってありがとうといいたいな。

・みんなにおしえたいな。

「くんちゃん、どんな気持ちだろう。変わっていることあるのかな。」

「さいしょはどうだった?    それから?    最後は?」

先生と子ども達で話合いが進んでいきます。

「みんなはどうだろう。」

「これまでに、なんであの人はいつも助けてくれるのかな、何で手伝ってくれるのかな、なんて思ったことないかな?」

・あるー。

みんな声をそろえて答えていました。

そして自分たちがお世話になっている人にどんなことを伝えたいかをそれぞれワークシートに書いていきました。

最後に振り返りも…。

最後にお世話になっている人へカードを書きました。

 あとで書いたカードを渡します。

「お世話になっている人、いっぱいいるね。」

「みんなのためを思ってやってくれているのだね。」

みんな、うんうんと頷いていました。

今日は、「はちさんのバッチ」というお話を通して、自分たちが普段お世話になっている人について考えていきました。

気付かないことも、みんなで一緒に考えたり、振り返ったりすることで、少しずつ意識することができます。

考えることもかなりしっかりしてきました。1年生の子ども達の成長を感じます。

NEW 20210924 算数5-1 ~整数のしくみを調べよう~

(問)たて21㎝、横18㎝の長方形の中に、合同な正方形の紙をしきつめます。すき間なくしきつめられるのは正方形の一辺の長さが何㎝のときですか。

(課)たて、横ともにすき間なくしきつめられる正方形一辺の長さはどんな数と言えるか考えよう。

今日の算数の時間の「問題」と「課題」です。

5年生の算数もかなり内容が難しくなってきています。

図をかいて考えていきました。

   

「たて12㎝と横18cm、合同な正方形…。合同って何が一緒でしたか。覚えてる?」

・大きさ   ・角   

・辺の長さも角の大きさも等しい大きさ

「たてにいっぱい、すき間なくしきつめていきたいのだけれど…。」

「一辺が1㎝の時、2㎝の時、・・・。」

   

先生と一緒に考えていきます。

「じゃあ、この後は、自分でやっていこう。」

「しきつめられないときは、×と書いてください。そして、しきつめられるところは何枚かも書いてください。」

一人一人で考えていきます。

終わると、みんなで確認しながら、表を埋めていきました。

たてにしきつめられるところは、「1,2,3,4,6,12」

「つぎに、何を調べたらよいのでしょう。」

「横」という声があがりました。

たてと同じように、横の表も書いていきました。

   

横の表は、各自で取り組んでいきます。

たての表の作成を参考に自力で考え、埋めていきます。

表作成が終わると、全体で確認をしていきました。

「横にしきつめられる一辺の長さは、…。」「1,2,3,6,9、18」

「なんで4はダメなの?」

教師が疑問を投げかけます。「あとで聞きますね…。」

 「たてにしきつめられる数」と「横にしきつめられる数」がわかりました。

「この数って、それぞれどんな数なのだろう。」

難しい問いです。

各自、自分の考えをノートに書いていきます。

そして互いの考えを発表していきました。

・たてにしきつめられる数(1,2,3,4,6,12)は、「12」をわれる数

・横にしきつめられる数(1,2,3,6,9,18)は、「18」をわれる数

これらの数を「約数」といいます。新しい言葉です。

みんなで確認をしていきました。

そして、最後に課題に対する答えです。それぞれがノートに書いていきました。

約数の中の共通する数字が出てきました。(1㎝,2㎝,3㎝,6㎝)

「4㎝は、なぜダメなの?」

(後で聞くね。)と確認していたことを教師が再度投げかけました。

・たてはしきつめられるけれど、横はしきつめられないから。

子ども達はしっかり理解していました。

 「たても、横も、しきつめられないといけないのですね。」

ここで、「公約数」も学びました。

今日は、「整数のしくみ」の中の、「約数、公約数」を学ぶ学習でした。

筋道立てて一つ一つ丁寧に学ぶことで、整数のしくみを理解することができます。

時間いっぱいの学習でした。とても大事な内容です。

今日学習したことをしっかりと定着させるには、復習の大切さを感じます。

もう一度、家庭で自学ノートに解き直しをするとよいかもしれませんね。

真剣に取り組む5年生の姿に感心しました。さすがです。

NEW 20210919 秋晴れの中の運動会 ~無事開催されました!~

19日(日)に令和3年度の運動会を無事に開催することができました。

今回は、緊急事態宣言の中での学校行事でしたので、子ども達の流れを減らし、密を避けるためにブロック制とし、観覧の人数も制限を設けての開催としました。

保護者の皆様には大変ご不便をおかけしましたが、ブロックごとの開催及び入れ替え制にご理解とご協力を頂けましたことに、深く感謝申し上げます。

今回、種目を徒競走と表現に絞り、それぞれの与えられた1時間の中でどのように行っていくか、ブロックごとに検討を行ってきました。

また、徒競走を4コースにして1コースの幅を広げることと、人と人との間隔を取って表現運動を行うこと など、コロナ対策を考慮しての活動としました。

各ブロックの表現では、子ども達が一生懸命に表現する姿がとても印象に残りました。

3・4年生の力強い踊り「エイサー」

1・2年生のリズム感あふれるダンス

5・6年生の躍動感あふれるフラッグと体操

どれも大変すばらしかったです。

また、6年生が他ブロックのために係の役割を果たしてくれたことも大きな力となりました。

今回は、どうしても縮小化しなければならない運動会でしたが、6年生が学校全体を盛り上げてくれたと思います。

陸上大会も中止となり、6年生の皆さんには残念な思いをさせてしまっていますが、今後も活躍できる場をできるだけ設定していきたいと考えています。

PTA関係の皆様には受付や広報等で、また保護者の皆様には後片付けでも大変お世話になりました。

皆様の支えがあっての運動会でした。

反省点もあることと思いますが、コロナ禍において、できるだけ子どもたちの学びの場を奪うことなく、よりよい教育活動を進めていくためにも、今後もできることを工夫して行っていければと思っております。

 今後ともご理解ご協力のほど、よろしくお願いします。