校長室日記
20220523 かけ算の世界を広げよう ~5-1~
これまで学習してきたかけ算は、
4×5
23×3 などの整数同士のかけ算や、
0.3×4 などの10分の1の位などの小数の入ったかけ算を学んできました。
今日は、
「1mの値段が80円のリボンを3m買いました。」
(式)80×3
「3m」⇒「2.3m」小数に変えます。
つまり、4年生までは乗数が整数の場合の学習を行ってきましたが、5年生では、乗数が小数の場合についても考えていきます。
これまでと同じように式が立てられるのか…。
ここでは、リボンの長さが整数ではなく、
小数になった場合(乗数が小数になった場合)も、同じようにかけ算の式を立てることができることを学びました。
難しくなります。わからないままにしないよう、家でも復習に時間をかけられるといいですね。
20220520 分数の計算を考えよう ~6-1算数~
はじめに、既習事項です。
今まで学習してきた小数を使った問題の確認から入りました。
これまでは小数を使って行ってきたものが、今度は分数に変わります。
式は書けましたが、どう計算したらよいかはわかりません。
分数に整数をかける計算のしかた。どのように計算をしたらよいのでしょうか。
これまで習った内容(既習事項)を使って、 一人一人が問題に取り組みました。
それぞれの考えを出し合います。
全体で確認していきました。
図をもとに、つなげたり、たしたりすると、分数の計算の仕方がわからなくても答えを出すことができました。
自分のやったやりかたと比べ、「なるほど」とうなずく様子も見られました。
授業の最後は振り返りです。
どんなことが分かったか、これから何についてもっと知りたいか、疑問に思うことは何か、など一時間の授業を振り返ってノートに書きました。
4月から5月にかけて、6年生は バスケ練習で忙しい日々を過ごしていましたが、しっかりと気持ちの切り替えをし、落ち着いた雰囲気で授業が進んでいます。
学習内容も難しくなりますので、毎日の自主学習が大事になります。
中学校進学に向けて、進んで取り組んでほしいです。
20220510 全校朝会 ~みんな平等! いじめのない学校を~
SDGsに関わらせ、「みんな平等」といったテーマで話をしました。
いじめとは、どんなことを言うのか。
具体的な内容を提示していきました。
ひやかし、からかい、わるぐち、いやなこと を言われる。
なかまはずれ、むしをされる。
気がつかないうちに、自分も人をきずつけているかもしれません。
どこかで、あいてがいやだと思うことを 言ったり、したりしているかもしれません。
特に、言ってしまった言葉は消すことができません。
言われた子は、どんなに傷ついているか…。
考えたことはありますか。
広田小は、いじめのない学校にしたいです。
だから、まずは、一人一人が気を付けて行動してください。
もし、いじめを見かけたら、見て見ぬふりしないでほしいのです。
だまって立ちさらないでほしいのです。
「その言葉や行動は、人をきずつけてしまうかもしれないよ。」
そっとおしえてあげてほしいのです。
みんな 平等(びょうどう)。
一人一人が だいじ!なのです。
みんなで「えがお があふれる」広田小をつくっていきましょう。
20220408 令和4年度のスタート! ~始業式・入学式を迎えて~
8日に始業式、入学式を終え、令和4年度が無事にスタートしました。
進級の喜びと不安の中、始業式の前に新しい先生方を紹介されると、少しは緊張も和らいだ様子でした。
これまでお世話になった先生が去られたことはとても寂しいことですが、それぞれが立派に成長することでこれまでの感謝の気持ちは伝えられると思います。
新たな学級で新たな先生と、多くのことにチャレンジしていってほしいと思います。
始業式では、全体の目標として
「心の伝わるあいさつと返事」「お互いを認める」ことを、
また、入学式では、
「ぱくぱく」(しっかり食べる)と「はきはき」(へんじ・あいさつ)の技について話しました。
広田小の児童全員が明るく元気に、そしてしっかりと目標をもって生活できるよう、職員一同、力を合わせて頑張ります。
今年度も保護者、地域の皆様のご理解・御協力をお願いいたします。
20220325 一年を振り返って ~子どもの成長から感じること~
25日(金)に終了式を無事に終えることができました。
今年度も教育活動の制限等に悩まされた一年でしたが、子どもたちは元気いっぱい、笑顔で過ごしていました。
そして学校内ではつねにあいさつがあふれ、活気に満ちた毎日でした。
多忙な日々でしたが、6年生を中心として1年生から5年生までがそれぞれの役割を果たし、互いに協力し合いながら活動を行ってきたと思います。
学校は集団生活ですので、常に時間に追われて行動します。
はじめは、時間でなかなか行動できなかった1年生も、いつの間にか、時間を気にしながらきちんと行動ができるようになり、大きな成長を感じます。
子ども達は、本当に何事にも全力で取り組んでいました。広田小の子ども達のいいところだと思います。
そんな子ども達の努力の姿を認め、たくさん褒めてあげたいと思っています。
学校は失敗をして学んでいくところです。
失敗を否定的に見ることなく、成長するための大切なことと捉え、これからも全職員で温かく見守りながら一人一人の大切な芽を伸ばせるよう取り組んでいきます。
今はできなくても、いずれできるようになればいい。
今、1人でできなくても、だれかとやってできるのであればいい。
お互い励まし、助け合いながら一歩一歩着実に成長していってほしい。 そう思っています。
修了式での作文発表では、この一年間、それぞれがんばってきたことや悔しい思いをしたこと、嬉しかったこと、これから努力していきたいことなど、様々な思いを聞くことができました。
<児童作文の一部より>
・毎日、ちいきの人やかぞくにあいさつをしていました。あいさつをすると気もちがふわふわします。これからもあいさつをがんばりたいです。 ・土などのところにあった水はどこへいくのかは予そうがついたけど、ビニールシートの上の水が消えるのがとてもなぞでした。水がじょうはつするなんてどういう原理かちっともわかりませんでした。昔からなぜ水がなくなるのだろうと思っていたことが今わかってうれしかったです。 ・どんなに苦手なものとか、できないことがあっても、こくふくするまでがんばったり、練習をしてあきらめずにできるまでがんばります。 ・かけざんをがんばりたいです。なぜかというと、さんすうがにがてだからです。もっとれんしゅうして、うまくなりたいです。 ・広田小のリーダーとして、今できることをけいぞくし、学年のお手本になれるようがんばりたいと思います。 |
全校の子ども達が共感しながら自分事のように聞いていたと思います。
一年を振り返ることは大切です。
それは、振り返ることで、自分は何ができるようになって、何がまだできていないのか、何をもっとがんばりたいのかなどが明確になるからです。
今年度の振り返りをもとに、新たな目標を立て、次へのステップへ向かってほしいと思います。
本校の教育活動に際しまして、保護者や地域の皆様には多大なるご理解・ご協力をいただきましたことに心より感謝申し上げます。
20220323 巣立ち ~卒業証書授与式~
卒業証書授与式が無事に執り行われました。
朝登校した卒業生の顔は、みんな晴れやかでしたが、教室で担任の話を聞く様子はどこかさみしさを感じました。
式では、緊張した面持ちで証書を受け取っていましたが、一人一人と目を合わせる中、堂々とした態度に頼もしさを感じました。
式辞の中では、「失敗を恐れず、成功の一過程とする」ことを話しました。
これから一人一人が新たな道を歩んでいきます。
自分自身の成長のために、さまざまな経験をし、人として ひと回りもふた回りも大きくなってほしいと願っています。
保護者の皆様には、この6年間、本校の教育活動に対しまして御理解・御支援を賜りましたことに深く感謝申し上げます。
20220128 パラリンピックにねがいをこめて ~3-1 道徳~
「このマーク、知ってる?」
「どういう意味があるのかな?」
オリンピック・パラリンピックのマークを見ながら、授業が始まりました。
「オリンピック・パラリンピックは、世界の5つの大陸から人々が集まって行うので、5つの輪が重なって一つになっているのですよ。」
「去年は、東京でありましたよね。」
みんな「うんうん」とうなづいています。
本時は、パラリンピック大会に関するお話です。
「この人知ってるかな。」
写真を見せながら子ども達に問いかけました。
大日向邦子さんです。3歳の時に交通事故で大けがをし、片足を切断してしまいました。
「オリンピックやパラリンピックは、どんな人が出られるのか知ってる?」
誰でも出られるのではなく、頑張って練習をして記録を出した人や大会で結果を出した人が代表で出られることを伝えます。
そして、大日向さんは、努力をしてパラリンピックに代表選手として出たこと、しかも1回ではなく5回も出たこと などを教師が話しました。
「大日向さんは、パラリンピックにどんなねがいをこめたのだろう。」
大日向さんがチェアースキーを滑っている写真を見ました。
「片足が上がっている。」
自分達がやるスキーと違うことに気が付きます。
そして、このあと教科書の内容を読んでいきました。
読み終わると、大日向さんの動画を見ました。
「時速50キロって?」
「はじめてオリンピックに出たときは、成績が良くなかったけれど、長野の時は、頑張っていたね。どんな気持ちで練習していたのだろう。」
「弱い気持ちだったの?」
「なんでがんばれたのかな。」
「なんで知ってほしいの?」
「願いって何だっけ?」
教師が問いかけていきます。
みんなで大日向さんのチェアスキーにかける思いを考えていきます。
そして、大日向さんの、その後の日常生活における活動についても話題にしました。
「みんなももっと住みやすい街にするために、わたしたちができることはあるのかな。」
今度は、自分達の生活に視点を向けて考えていきます。
はじめに、自分の考えをワークシートに書いていきました。
その後、友達と考えを交流しました。
全体で考えを出し合います。
・バスなどの車体を低くする。
・しょうがいのある人を助ける。
・お年寄りや障害のある人に教えてあげる。
・困っている人を助けたい。
・自分から声をかけて助ける。
一枚の写真を見ました。
バスからスロープが外に降りている写真です。
「教科書にもこんな写真が出てきていたね。」
「これがあるとどうなの?」
・車いすの人ものれる
「バリアフリーという言葉を知っていますか?」
子どもとのやりとりをしながら、「バリアフリー」という言葉について教師が説明していきました。
そして、その様々な工夫をテレビを通して確認していきました。
・タイヤがはまらない網のカバー
・公園の入り口
・点字ブロック
さらに広田小のバリアフリーにも視点を向けていきました。
「広田小では、どんな工夫をしているかな。」
写真を見ると、
「知ってる。」「あれか。」
様々な反応がありました。
最後に振り返りです。
今日の学習で考えたことや自分のことについて振り返りました。
・自分だけでなく、他の人も暮らしやすくしたい
・大日方さんは強い人だと思う
それぞれの思いはさまざまです。
「『バリアフリー』」は物だけでなく、『心』も大切なんだよ。」
「先生もこんな経験があるよ。」
「先生もこんな経験があったんだ。」
教師の話で授業は終わりました。
今日は、パラリンピック選手の大日向さんの思いを通して、誰もが暮らしやすい社会にするために大切なことについて考えていきました。
いろいろな視点で考えることは大切です。
つい自分たちの視点だけで考え行動することが多いですが、この授業を通して、違った視点で見つめ考えることの大切さを少しでも感じてくれたらいいなあと思います。
4年生で行う総合学習「福祉」にもつながる内容でした。
20220111 いよいよ最終学期がスタートしました! ~始業式にて~
いよいよ3学期が始まりました。
3学期は、1年間のまとめをする学期です。
6年生は中学生への準備。
5年生は最高学年として今度はリードしていく6年生への準備。
そして1年生から4年生は次の学年へ進級するための準備をする学期です。
しかも、3学期は、とても短く、たったの約50日間です。
(6年生はさらに1日少ない49日間です。)
2学期の終業式に「新年の目標」をしっかり決めて、虎のように強い気持ちで取り組んでほしいと話しました。
しっかり目標を立てられたでしょうか。
リモートでの始業式では、大谷翔平選手の話をしました。
・メジャーリーグで活躍していること
・子どもの頃のこと
・目標達成表を作って取りくんだこと
・人間性について
大谷選手は、これまで目標に向かって取り組んできたことの結果として今があります。
目標は、飾りではなくしっかり実行し、達成していくものです。
そのためにもどんなことを取り組めばよいのか、できそうなことを小さな目標にわけてチャレンジしてほしいと思います。
まだまだ寒く、新たなオミクロン株も心配ですが、「手洗い、うがい、マスク、換気」などしっかり予防をしていきます。
暖かい春を目指し、健康に十分気をつけながら、充実した3学期を過ごしていきたいと思います。
2021,12,24 心に残ったベスト3 ~2学期終業式から~
終業式では、次のようなことを話しました。
(前略)
わたしが、心に残った広小の皆さんの姿、ベスト3(スリー)をお話します。
<写真を見ながら>
1つ目は、「心のこもったあいさつ」です。とてもよくできるようになったと感じています。
学校の中では、ほとんどの人が「おはようございます」「こんにちは」のあいさつができています。素晴らしいと思います。でも、もっと素晴らしい人がいます。
それは、毎朝、交通指導員さんや広田駐在所のおまわりさん、スクールガードリーダーさん、安全ボランティアさん、さらに道に立ってくださっている保護者の方にも、顔を向けて、頭を下げ、ていねいに挨拶ができる人がいるということです。このようなあいさつができる人がすごく増えてきました。
相手に対する礼儀と感謝の気持ちを、言葉と行動でしっかり伝えられているなあと感じます。挨拶をされた人は言葉を返さなくても、うれしそうな顔をされるので、その気持ちを感じ取ることができます。
2つ目です。「最後までやり抜く力」です。
全校で鼓笛に取り組みました。みなさん、たくさん練習をしましたね。何度も何度も練習をして、みんなの心が一つになるまで、あきらめずに最後までやり抜きました。
一生懸命、取り組む姿は、見ている人の心を感動させます。すばらしい演奏・演技だったと思います。
運動会、そして、4年生のささら発表でも、頑張りが見られました。
なんでも練習は大変ですが、最後までやり抜いた後の充実した気持ちは、いつまでも心に残ると思います。
3つめは、「相手を思いやる」すがたです。
これは、特に縦割り活動で感じました。広田小の子ども達は、一人一人が相手の気持ちを考え、思いやる心をもっていると思います。でも、それだけではないのです。6年生を中心とした高学年がじょうずにリードしてくれているお陰でもあると思います。お兄さんお姉さんが、みんなの意見を聞いたり、小さい学年の子たちに声をかけたりしているからこそ、楽しく仲よく過ごせるのだと思います。また、3,4年生のお友達も見ていると、とても親切な人が多いのですね。そんな姿を1・2年生の子たちがよく見ています。とても素敵な姿だと思います。
「心のこもったあいさつ」「最期までやり抜く力」「相手を思いやるすがた」
どれも、広小のみんなが自慢できることです。
さて、今年は「うし」年、何事にもじっくりと取り組んだ年でした。
来年は、なに年でしょうか。
「とら」ですね。前に読んだ、おはなしの中では、前の晩から出発していたうしやねずみには負けましたが、一番足の速かったトラです。
ですから来年は、あっという間に過ぎてしまうかもしれません。
新年の目標をしっかり決め、トラのように強い気持ちで、目標に向かって何事にも取り組んでほしいと思います。
それでは、年末とお正月の行事を楽しみ、安全で健康に冬休みを過ごしてください。
みなさん、よい年をお迎えください。
緊急事態宣言中から始まった2学期でしたが、無事に終えることができました。
様々な面でご支援・ご協力くださいました保護者、地域の皆様に感謝申し上げます。
ありがとうございました。
2021,12,17 冬がいっぱい ~2-1国語~
国語の授業「冬がいっぱい」です。
めあては、「冬をかんじることばを見つけよう」です。
「冬をあらわす言葉は、いっぱいあるよね。」
教科書にある「ゆき」の歌詞をみんなで読みました。
そしてその後、「ゆき」の歌を聴きました。
みんな口ずさんでいました。子ども達の心の中は、もうすっかり冬…、というより冬休みのイメージかもしれません。
「冬をあらわす言葉はあったかな。」
・こたつ
・ねこ
・犬
・雪
「今日のめあては、『冬を感じる言葉を見つけよう』なので、みんなで冬をあらわす言葉をさがしてみましょう。」
タブレットの準備をしました。
タブレット内のアプリ「オクリンク」を使って、探した言葉をカードに書いて集めていきます。
たくさん言葉が集まったようです。
出尽くして、考え込んでいる子もいました。
「今集めたカードをグループごとに分けてみましょう。どんなふうに分けられるかな。」
・食べる物・花・つくるもの・生き物・行事 …
「お隣の人に言葉カードを送ってみてください。」
隣りのお友達に自分が集めた言葉カードをタブレット上で送ります。
メールのような機能が付いていて、誰に送るかも選べます。
隣のお友達と、言葉カードを交換し、お互いに見合いました。
「そうかあ。この言葉もあったなあ。」「自分と同じだ。」「これ、何?」
何気ない会話が飛び交います。
交換し合ったあと、こんどは教師に自分が作った言葉カードをタブレット上で提出しました。
2年生ですが、操作をどんどん進めています。覚えるのが速いです!驚きました。
みんなで一人一人が提出したカードを見ていきました。
今日は全員のものは見られませんでしたが、またあとで見ることに。
「今日のめあてはなんでしたか?」
教師が確認していきます。
冬を感じる言葉見つけ。
タブレットを使い、自分で見つけ、お友達に伝えたり伝えられたりと、とても楽しく学ぶことができました。
次回は、今日勉強した言葉をプリントに書いていきます。
1人ではいくつかしか見つけられなかった言葉でしたが、友達の言葉を知ることで新たな発見がありました。
みんなで学ぶことのよさを感じた1時間でした。