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校長室日記

NEW 20211213 もののあたたまり方 ~4-1 理科~

「水や空気はどのようにあたたまっていくのか」についての学習です。

「バーベキューなどで使うくしは金属ですね。金属があたたまる様子を見たことがありますか。」

・フライパン

・ストーブ

・やかんであたためたとき

・フライパンのもつところがあつくなっていた時があった

今日は、金属がどのようにあたたまっていくのかについて考えていきます。

「スプーンは金属ですね。」

今日は、はじめにビーカーにお湯を入れて、スプーンが温まっていく様子を調べていきます。

教師の説明を聞き、班ごとにスプーンのあたたまり方の実験をしました。

「スプーンは温まったかな。」

子ども達はスプーンを取り出し、柄のほうから徐々に先のほうを触ってみます。

「あったかい!」

「やけどに気を付けてね。」

どのあたりが一番温まっているかを調べ、ノートに書いていきます。

その後、全体で話し合いました。

「どこが温かかったかな?」

教師が黒板に絵をかきながら確認していきます。

「全体がすぐに温まったかな?」

・全体ではない

○ あたたまるまでには?   ーーー→ 時間がかかった

○ はしっこも少し温かかった?ーーー→ 熱していないところも温かくなる

温めた部分から徐々に温かくなっていました。

熱が伝わっているようでした。

「こんどは、金属棒とガスコンロを使って実験をします。」

「温まったかどうかを調べるには、どうしたらいいですか?」

・水でぬらす

・機械で調べる

・紙を貼っておいて焦げるかを見る   

子ども達からは、さまざまな考えが出てきました。

すると、教師があるものを見せます。

「棒に液を塗りました。熱くなると、ピンク色になります。冷やすと…。」

テレビでその様子を見ました。

・ほんとだ!

「この液を塗った棒を使って、金属がどう温まっていくかを見ていきます。」

「この液のことを『示温インク』と言います。」

はじめてこの言葉を聞きました。温度を示すインクのことです。

(問)金属はどのように全体が温まるのだろう。

(実)示温インクを使って調べよう。

 「まずは、ノートに予想を書いてみましょう。」

「最初は、どこが温まるかな?」「次は?」

全体でどのように金属が温まっていくのか、予想をしていきました。

そして、いよいよ、実験の準備です。

金属の棒をスタンドで固定して行います。

コンロを用意して準備完了。

「やけどに注意してくださいね。」

実験開始です。

 どの班も気を付けて実験を行っていました。

結果はすぐに出たようです。

「予想した通り温まっていた?」

・あったまっていた

結果を確認していきました。

どの班も結果は同じようでした。

今日は、時間が無くなってしまったので、ここで終わりです。

最後に振り返りをして授業を終えました。

金属がどのように温まっていくのかは、実験をすることでよくわかりました。

次回は、金属の板を温めていきます。

 

課題に対して予想を立て、実際に実験をして確かめる。

確かめたことは知識となって残り、次の学習につながります。

理科では、普段使わない火の扱い方についても学びます。

目的を明確にして、段取りを確認しながら実験を行ったり、安全に気を付けて作業をしたり、結果を正確にノートに記録したり、友達と声を掛け合いながら進めたり…。子ども達の様々な活動とともに学習が進んでいきます。

片付けも自分たちで考え、最後までしっかりと行っていました。

成長を感じます。

NEW 20211209 谷川岳に生きたドクター ~4-1 道徳~

「私たちの生活を守ってくれている人にはどんな人がいますか。」

・スクールガードリーダー

・駐在所や警察の人

・学校の先生  などなど

「そういう私たちの生活を守ってくれている人は、どんな思いでやっているのか、今日は考えていきますよ。」

教材は「谷川岳に生きたドクター」です。

谷川岳は群馬県と新潟県をまたぐ山です。

石川さんというお医者さんが出てきます。石川さんについて説明していきました。

「石川さんは、どういう思いでお仕事をされているのかを考えていきます。」

子ども達は、教師が読む話を石川さんのことを考えながら静かに聴いていました。

話を読み終えると、今日の課題を板書します。

(課)自分たちの生活を支え、守ってくれている人たちはどのような思いでしてくれているのだろう。

「石川さんは、村の人たちにどんなことをしてくれていましたか。」

・どんな天気でも人を助けようとしていた

・親切にしてくれていた

・貧しい人にはお金を取らない 神様のような

・自分の病気のためでもあった・・・

「この石川さんにどんなことを思ったかな?」

・ずっといてほしい

・優しいし、お金も取らないからずっとこの村で診察をやってほしい

・安心する  ・いつもありがとう

・石川さんに頼ってるし、いないと困る

・ありがとうとかんしゃしている

「そかいをしていたよね。その時になぜ、もどる気がしなかったのだろう。なぜ谷川岳に残ったのだろう。」

今度は、2~3人で話し合います。

自分の考えを友達と出し合いました。

 全体で考えを出し合います。

・自分が残るとみんなが助かる

・村の人を守りたい

・ずっと元気でいたい

・村の人と心が通じている

・谷川岳は人が少なく、静か

「それは、誰のことを考えているの?」

「自分のこと?」「村人のこと?」

子ども達の考えに対して、教師が問い返しをしていきます。

「でも、ときどきはしかっていたよね。」

・登山は危ないので、

・けがをしてほしくない

「厳しくするのは、何を教えたかったのかな。」

・命の大切さ

「命の大切さを伝えようとしていたんだ。

こういう気持ちを知ったら、村の人たちは、どんなふうに思うかな。」

・働き過ぎじゃないかと心配

・素晴らしい人だ

・自分もしてあげたい

・倒れたらこっちが困る

・めいわくかけている

「めいわくかけているの?」

「こんなことを考えたら、恩返しじゃすまないのかもね。村の人たちは感謝だけじゃない、もっと違った思いもあったのかもしれないね。」

この話合いの後は、今度は私たちの生活に視点を向け、「広小の地域の人たち」について考えていきました。

 ・スクールガードリーダー     ・お医者さん       ・近所の人   ・旗当番の人   ・登校班の班長

そして、広小の環境美化会員のお二人からいただいたメッセージ(ビデオにて)を聞きました。

お二人は、広小のために学校整備を長い間、担当してくれています。

「どんな思いでお仕事をされているのか、教えてください。」

日頃の思いを聞きました。

・みんなを不審者から守るために伸びた木や草を切ったり刈ったりして、見えるようにしています。

・みんなが安心して学校で生活できるように、と思ってやっています。

・みんなのあいさつで元気をもらっていますよ。

みんな真剣にビデオを見ていました。

「お二人の方が、どんな思いでやってくれていたのか、今まで考えたことあったかな…。」

最後に振り返りを書きました。

「今日の学習を通して考えたこと」

これまで自分はどうだったか、今日の学習を通してどんなことを思ったか、など思い思いに道徳ノートに書いていました。

 教材を通して学んだ石川さんの生き方と実際に自分たちの近くでみんなのために働いてくださっている方々の思いを結び付けつけ、自分はその方々に対してどのように接してきたか、どんな思いをもってきたか、またこれから自分はどうあるべきかについて、子ども達なりに考えさせる授業でした。

いろいろな方の思いに心を寄せて考えることは、とても大事な学びです。

相手の思いをしっかりと受け止めるとともに、今後も自分はどうあるべきかについてじっくり考えていけるといいです。

NEW 20211208 町人の文化と新しい学問 ~6-1 社会~

6年生は、歴史の勉強をしています。

はじめに、これまでの学習を振り返りました。

江戸時代の後半。武士だけでなく、町人も文化に親しむようになってきました。

「歌舞伎、人形浄瑠璃で有名な脚本家がいたよね。誰だったかな。」

教師が質問を投げかけ、わかる人は立って答えます。

・近松門左衛門

「浮世絵も盛んになって、印刷業も増えてきたね。有名な画家は誰だったかな。」

・歌川広重

「西洋の学問も入ってきたね。医学も入ってきたけれど、『解体新書』を書いたのは前野良沢と誰だっただろう。」

・杉田玄白

「GPSのない時代、日本地図が描かれたけれど…。」

・伊能忠敬

意外と忘れていることがあり、全員で復習することは大事だと思いました。

みんなで歴史上の人物の名前を思い出し、「そうだった。」「わかった。」などとつぶやきも聞こえます。

それぞれがしっかりと確認をしていきました。

「今日は、国学について学習していきます。」

(問)国学とはどのような学問なのでしょうか。また、人々は幕府に対してどのようなことを思うのでしょうか。

「今日は、国学と幕府について調べていきます。」

はじめに教科書を読んでいきました。

当時、日本にはさまざまな学問が入ってきたのですが、その中でも国学を勉強しようという流れが出てきました。

「国学ってわかる?」

子ども達に問いかけながら、教師が板書していきます。

国学…日本人がもっていた考え方

「この人、知ってるかな。」テレビで人物絵を映し、問いかけます。

「本居宣長ですね。」

「どんな人なのか、まずは、自分で調べてみましょう。その後、グループでまとめていきます。」

一人一人が本居宣長について調べていきます。

まずは教科書を見て、わかったことを箇条書きで書いていきました。

さらに調べたい人は、机上に用意したタブレットも使うことができます。

 5分間、個人でまとめます。

みんな、真剣に取り組んでいました。

次に、グループで話し合います。

それぞれがノートにまとめたことを、確認していきました。

グループでまとめた用紙を黒板に貼り、発表をしてもらいました。

2班の発表。

代表の子が、前に出て発表をします。

本居宣長について、多くの情報を伝えていました。その中で、教師から全体へ質問を投げかけていきます。

「『古事記』という書物をつくったのですね。前にも似たような書物がでてきたけど、覚えていますか。」

すぐには出てきませんでしたが、『日本書紀』を覚えていたお友逹の言葉でみんな思い出したようでした。

「これが社会に大きな影響を与えたのですね。付け足しはある?」

4班

国学に全力を注いだことを発表しました。

今日の前半の問題は、国学について学びました。次は、後半部分の問題を考えます。

「では、人々はこれをどのように思っていたのでしょうか。」

 テレビに映した教科書の絵を提示し、教師が質問をしていきました。

「これは何をしているの?」

子どもから出た発言をもとに、次々と教師が問いかけてきます。

「物価って何?」

「飢饉とは?」

「お米がとれないと値段はどうなるの?」

「打ちこわしって?」

新しい言葉が次々に出てきて、子ども達はそのことを理解しながら考えていきます。

・だんだんと庶民の生活が苦しくなって、不満に思うようになったこと。

・打ちこわしや百姓一揆が起こり幕府を批判する動きが出てきたこと。

などを学びました。

最後に、各自が国学についてタブレットでまとめました。

小学校では、6年生で歴史を広く浅く学びます。まさに基礎の内容です。

小学校で学んだことは、中学校や高校でさらに深く学んでいく土台となります。

教科書にある資料を上手に活用し、歴史上の出来事やその背景を考えていくと、より歴史が楽しくなってきます。

自主学習でまとめ直すのもよいかもしれません。また、意外に歴史漫画も有効です。

自分に合った学び方が見つかるといいですね。日本史は奥が深いです。

NEW 2021,11,24 「はこをつなげてあそぼう」 ~ひまわり図工~

今日は、「はこをつなげてあそぼう」の続きでした。

これまでに

① いろいろなはこであそぼう

② はこをたくさんつなげよう

③ はこにかざりをつけよう

に取り組んできました。

今日の「ミッション」は、

➃ はこにラッカーで色をつけよう

です。

ラッカーの色は黒です。黒を塗った後に、銀色や金色で色をつけていきます。

ラッカーを実際に見て、使用するときの注意について聞きました。

マスクを必ずすること。

外で行うこと。

手袋をかならずすること。  などなど

その後、教師が今日の一人一人の課題について確認していきました。

「かざりもありますから、使ってくださいね。」

「時間は、25分間です。(〇分まで)」

作業開始です!

色を付ける前に、各自の作品の仕上がりを見て、まだ飾りをつけるかどうかを確認しました。

そして、大丈夫であれば、ベランダで色をつけていきます。

最後に、みんなの作品の途中経過を見ていきました。

一人一人、自分の作品をみんなに見せて、「すごいね。」と拍手をもらっていました。

「次回は、金と銀の色をつけていきます。」

次回の予定を聞いて、今日の図工の授業は終わりです。

自分の作った作品が、色をつけることで変化していくので、これからどうなっていくのだろうといった

ワクワク感が高まってきます。どんな作品に仕上がるのかたのしみですね。

NEW 2021,11,19 組み合わせ方 ~6-2算数~

算数「順序よく整理して調べよう」の学習でした。

はじめに、前時の復習です。

「1,2,3,4から2枚とります。組み合わせは、全部で何通りありますか。」

まずは自分で考え、その後、近くの人と話し合います。

・2が先頭の時は、…。

・3が先頭の時は、…。

・4が先頭の時は、…。

全員で言いながら、答えを出していきました。

「すばらしいですね。」教師から称賛の声が上がります。既習事項がしっかり確認できました。

「それでは、今日の問題です。」

(問)A,B,C,Dで試合をする時、どのチームもちがったチームと1回ずつ対戦する。どんな対戦があるか調べよう。

「バスケの試合をみんなもやりましたよね。覚えてる?どんな組み合わせがありましたか。」

自分達の身近な経験と結びつけて考えていきます。

・A-B

「対戦を考えるときに、どんなことがないようにしないといけないですか?」

教師と子どもとのやり取りが続きます。

・重なり

・落ちも…

「落ちや重なりですよね。」

今日の課題は、

(課)落ちや重なりがないように調べよう。

「まずは、予想、見通しをもちましょう。」

「試合数は、いくつくらいになりそうかな?」

「10以上?」「20以上?」子ども達は予想したところに手をあげます。

「どんな方法でできそうかな?」

・樹形図

・表

・リーグ表

すぐに意見が出ました。

「それでは、早速、自分で考えてみよう。」

「落ちや重なりがないようにするのですよ。」

教師が再度、確認をしました。

まずは自力解決。それぞれがノートに取り組みました。

電子黒板が時計の画面にかわり、取り組む時間が表示されます。

(時間になると鐘の音がなります。)

「時間になったので、考えたことをお友達と話し合ってみましょう。」

「何通りになりましたか?」

全体で発表をしていきます。

ノートに書いた内容を電子黒板に写し、子ども達が前に出て説明していきます。

みんなで説明を聞いていると、教師から質問が飛んでいきます。

「これはどのやり方ですか?」

「なぜここには、書かないのですか?」

「他にはないのですか?」

「それで何通りになるのですか?」 ・・・

さらに別の方法についても考えていきました。

新たな方法についても考えていきました。

樹形図やリーグ表は、子ども達から出てきましたが、教科書の中の「みさきさん」が考えた「線でつなぐ」考えは新しい考えでした。

これは、どんな考えなのかをまず各自で考え、その後、前後ペアで考えを出し合っていきました。

新たな考えは、とても刺激を受けます。

「なるほど。簡単かも。」

「使えるね。」

そして、最後に、自分たちで考えたやり方と教科書にあるやり方の合わせて3通りについて、その違いを考えていきました。
「組み合わせ方を調べるときも表や図を使うと、落ちや重なりがないのですね。」

まとめです。

そして、この3通りのやり方で、さらに「A,B,C」3チームの組み合わせを考えていきました。

今日の学習の定着を図るための練習問題です。

できたら前に見せに行きます。

今日の学習をしっかりと身に付けさせるためには、適用問題は欠かせません。

(時間がない場合は、宿題で出すこともあります。)

まずは自分で感が、互いに考えを出し合い、さらに考える。

何人かで相談してやり方を教えたり教えられたりしながら考えていくことは、

自分の知識や技能の不確かな部分を見つけるよいきっかけになると思いました。

自分の考えを人にきちんと伝えられなくては、十分理解しているとは言えません。

経験を重ねることで、大きな力となっていく事と思います。

そして、確実に自分のものにするためには、その日のうちに勉強したことを復習することが一番です。

6年生はもうすぐ中学生です。家庭学習に力を入れていきましょう!

NEW 20211111  はちさんのバッチ ~ひまわり道徳~

今日は、お世話になっている人について考えていきます。

はじめに、先生から何枚かの写真を見せてもらいました。

「この人はだれでしょう。何をやっているのかな。」

・お話ボランティアさん

・給食調理員さん

・栄養士の先生

・スクールガードリーダーさん

・たてわりで一緒の6年生    ほか

「どんな時にお世話になっているかな?」

「このあいだもお話をしてくれたね。」

「おいしい給食つくってくれているね。」

お世話になっている方のことを思い起こしています。

今日は「日頃お世話になっている人」のことを考えていきます。

お話は、「はちさんのバッチ」です。

くんちゃんとルーおばあちゃんが出てくるお話です。

はちさんのバッチもでてきますね・・・。

先生がお話を読んでいきました。

子ども達はとても興味をもって聞いていました。

読み終わると、

「どうしてルーおばあちゃんはいいなあと言ってるのかな?」

先生から投げかけの言葉がありました。

「一日に何回くらいおさんぽしていたのかな。」

「ぼくはどう?」

「バッチはどこ?」

そして、大きなバッチをみんなに見せてくれました。

「ここにつけていたのだよね。」

そう言って、黒板にバッチをつけました。

「なんでつけていたのかな。」

「このバッチの意味は何だろう?」

ルーおばあちゃんのつけているバッチについて、いろいろなことをみんなで考えていきます。

「これをつけておくとどうなのだろう?」

・あさ8じ  ごご3じ にいく

・じかんをおぼえていた

ルーおばあちゃんは、子ども達の見守りをするために、わすれないよう、このバッチを付けていたのです。

このことを知ったくんちゃんは、「早く明日にならないかな。」と、お布団に入って考えていました。

「どうしてそう思っていたのだろう。」

「くんちゃんの気持ちになって考えてみよう。」

みんなで、くんちゃんになって考えてみました。

くんちゃんのように、お布団に入って考えました。 

「はやくあいたいなあ」

「おばあちゃんにあいたいな。」

「早くありがとうといいたいなあ。」

バッチのひみつを知ったので、おばあちゃんに早く伝えたい気持ちがわかりました。

さいごに、はじめに見たお世話になっている方々の写真をもう一度見ました。

「みなさんは、これらの人にどんなありがとうを言いたいですか?」

ワークシートに書いていきます。

 前に出て発表をしました。

日頃お世話になっている人が、どんな思いでやってくれているのかを考える授業でした。

日頃、お世話になっている人について考えるきっかけがないと、何気なく過ぎていってしまいますが、授業で考えていく事で改めて振り返ることができますね。

たくさん考えました。

NEW 20211110 およその数の使い方や表し方を調べよう ~4-2算数~

これまでに、四捨五入や切り上げ、切り捨てについて勉強してきました。

そこではじめに、復習から入りました。

・125以上 135未満について(四捨五入について)

・切り捨てと切り上げについて

これらのことを踏まえて、今日は、買い物をする時の見当のつけかたについて考えていきます。

「はなさんは、お兄さんとお母さんとスーパーに買い物に来ました。それぞれ買いたいものがあるようです。」

「だいたいいくらぐらいだろう。」「〇〇〇円以上だと駐車券が…。」

それぞれの思いは、さまざまです。

そこで問題です。

(問)3人はそれぞれの買い物で代金の合計の見当をつけています。3人の見当のつけ方を説明しましょう。

「見当って、どういうことだろう?」

・だいたい

・よそう

子ども達から出てきます。

「見当をつけることを見積もるといいます」

この言葉をヒントに、見積もりのしかたを考えていきました。

今日の課題です。

(か)見積もりのしかたを考えよう。

「はなさん」「お兄さん」「お母さん」の3人が買い物をする様子をもとに、代金の合計をどのようにして見積もっているのかをそれぞれ考えていきました。

3人はだいたいいくらくらいかかるのかを考えるのですが、その考え方に違いがあります。

(はなさん)137円→100円、290円→300円

(お兄さん)145円→200円

(お母さん)375円→300円  

「3人は、なぜこのような見積もりのしかたをしたのか、グループで考えてみよう。」

グループになって話し合いました。

 次に、全体で考えていきます。

グループ内で出された考えを発表し合いました。

先生が黒板に整理していきます。

はなさん、お兄さん、お母さんの一人一人の考え方についてまとめ、なぜこのような考えをしたのかを聞きました。

「はなさん、お兄さん、お母さんは、どういう買い物がしたかったのかな。」

それぞれ目的があったのです。

・お兄さんは、1000円しかもっていないのでそれ以上は買えない。だから、切り上げて多めに見積もった。

・お母さんは、1000円以上を買わないと駐車券がただにならないので、切り捨て(端数を捨て)て確実に1000円を超えるように見積もった。

目的によって、「四捨五入」をしたり、「切り上げ」をしたり、「切り捨て」をしたり・・・。同じ「見積もり」でも、やり方が違うことがわかりました。

 

算数では、ただ計算をすればいいのではなく、目的を考えて計算をすることも大切です。

最後の振り返りでは、

・切り上げ、切り捨てのしかたがわかった。

・目的によって変えられることがわかった

など、考えたことを発表していました。

より積み重ねが大切な単元です。

もう一度教科書の問題を解き直したり、ドリルをやったりして、身に付けていくといいですね。

NEW 20211102 はちさんのバッチ ~1-2道徳~

今日はお世話になっている人について考えました。

「普段お世話になっている人はどんな人ですか?」

・ともだち

・先生   ・スクールガードリーダーさん

子ども達からは、次々と出てきます。

今日は、このようなお世話になっている人について考えていきます。

お話は、「はちさんのバッチ」です。

「バッチってわかりますか。」

先生がバッチについて説明してくれました。

「今日考えて欲しいことは、お世話になっている人たちのことですよ。」

そう言うと、先生は子ども達にお話を読み聞かせました。

「出てきたのは、だれだったかな?」

・ルーおばあちゃん

・くんちゃん  ・・・

二人の絵を黒板に貼りました。

「はちさんバッチ、どう?」

「なんで、くんちゃんは、ルーおばあさんのことをいいなあって言ったのだろう。」

・しゅくだいないから

・いそがしくないから

・はちみつがすきだから

・2回もさんぽにいってるから

・やることが少ないから

いろいろな考えが出てきました。

「ルーおばあさんのことをうらやましいと感じているのかな。」

子どもと先生のやり取りが続きます。

その後、先生が、お話の続きを読みました。

「へえ、そうだったんだ。」この言い方は、…

・元気ある

・元気ない

「どっちだと思う?」

・最初のほう

「はちさんの意味、わかったかな?どう思ったのだろう。」

さらにやり取りが続いていきました。

そして、ルーおばあさんの本当の意味、お散歩をしていた意味を、くんちゃんが知ったことを確認しました。

「くんちゃんは、どう思ったのだろう。」

すると、

・すごいな

・びっくりした

・じかんのため

・ちゃんと見てくれていたんだ

と子ども達は、次々に発表していました。

さらにお話の続きを読みます。

「なんでくんちゃんは、はやくあしたになってほしいと思ったのかな。」

みんな考えていました。

「最初は、いいなあと思っていたんだよね。」

一人一人がワークシートに書き、発表をしました。

・早く会ってありがとうといいたいな。

・みんなにおしえたいな。

「くんちゃん、どんな気持ちだろう。変わっていることあるのかな。」

「さいしょはどうだった?    それから?    最後は?」

先生と子ども達で話合いが進んでいきます。

「みんなはどうだろう。」

「これまでに、なんであの人はいつも助けてくれるのかな、何で手伝ってくれるのかな、なんて思ったことないかな?」

・あるー。

みんな声をそろえて答えていました。

そして自分たちがお世話になっている人にどんなことを伝えたいかをそれぞれワークシートに書いていきました。

最後に振り返りも…。

最後にお世話になっている人へカードを書きました。

 あとで書いたカードを渡します。

「お世話になっている人、いっぱいいるね。」

「みんなのためを思ってやってくれているのだね。」

みんな、うんうんと頷いていました。

今日は、「はちさんのバッチ」というお話を通して、自分たちが普段お世話になっている人について考えていきました。

気付かないことも、みんなで一緒に考えたり、振り返ったりすることで、少しずつ意識することができます。

考えることもかなりしっかりしてきました。1年生の子ども達の成長を感じます。

NEW 20210924 算数5-1 ~整数のしくみを調べよう~

(問)たて21㎝、横18㎝の長方形の中に、合同な正方形の紙をしきつめます。すき間なくしきつめられるのは正方形の一辺の長さが何㎝のときですか。

(課)たて、横ともにすき間なくしきつめられる正方形一辺の長さはどんな数と言えるか考えよう。

今日の算数の時間の「問題」と「課題」です。

5年生の算数もかなり内容が難しくなってきています。

図をかいて考えていきました。

   

「たて12㎝と横18cm、合同な正方形…。合同って何が一緒でしたか。覚えてる?」

・大きさ   ・角   

・辺の長さも角の大きさも等しい大きさ

「たてにいっぱい、すき間なくしきつめていきたいのだけれど…。」

「一辺が1㎝の時、2㎝の時、・・・。」

   

先生と一緒に考えていきます。

「じゃあ、この後は、自分でやっていこう。」

「しきつめられないときは、×と書いてください。そして、しきつめられるところは何枚かも書いてください。」

一人一人で考えていきます。

終わると、みんなで確認しながら、表を埋めていきました。

たてにしきつめられるところは、「1,2,3,4,6,12」

「つぎに、何を調べたらよいのでしょう。」

「横」という声があがりました。

たてと同じように、横の表も書いていきました。

   

横の表は、各自で取り組んでいきます。

たての表の作成を参考に自力で考え、埋めていきます。

表作成が終わると、全体で確認をしていきました。

「横にしきつめられる一辺の長さは、…。」「1,2,3,6,9、18」

「なんで4はダメなの?」

教師が疑問を投げかけます。「あとで聞きますね…。」

 「たてにしきつめられる数」と「横にしきつめられる数」がわかりました。

「この数って、それぞれどんな数なのだろう。」

難しい問いです。

各自、自分の考えをノートに書いていきます。

そして互いの考えを発表していきました。

・たてにしきつめられる数(1,2,3,4,6,12)は、「12」をわれる数

・横にしきつめられる数(1,2,3,6,9,18)は、「18」をわれる数

これらの数を「約数」といいます。新しい言葉です。

みんなで確認をしていきました。

そして、最後に課題に対する答えです。それぞれがノートに書いていきました。

約数の中の共通する数字が出てきました。(1㎝,2㎝,3㎝,6㎝)

「4㎝は、なぜダメなの?」

(後で聞くね。)と確認していたことを教師が再度投げかけました。

・たてはしきつめられるけれど、横はしきつめられないから。

子ども達はしっかり理解していました。

 「たても、横も、しきつめられないといけないのですね。」

ここで、「公約数」も学びました。

今日は、「整数のしくみ」の中の、「約数、公約数」を学ぶ学習でした。

筋道立てて一つ一つ丁寧に学ぶことで、整数のしくみを理解することができます。

時間いっぱいの学習でした。とても大事な内容です。

今日学習したことをしっかりと定着させるには、復習の大切さを感じます。

もう一度、家庭で自学ノートに解き直しをするとよいかもしれませんね。

真剣に取り組む5年生の姿に感心しました。さすがです。

NEW 20210919 秋晴れの中の運動会 ~無事開催されました!~

19日(日)に令和3年度の運動会を無事に開催することができました。

今回は、緊急事態宣言の中での学校行事でしたので、子ども達の流れを減らし、密を避けるためにブロック制とし、観覧の人数も制限を設けての開催としました。

保護者の皆様には大変ご不便をおかけしましたが、ブロックごとの開催及び入れ替え制にご理解とご協力を頂けましたことに、深く感謝申し上げます。

今回、種目を徒競走と表現に絞り、それぞれの与えられた1時間の中でどのように行っていくか、ブロックごとに検討を行ってきました。

また、徒競走を4コースにして1コースの幅を広げることと、人と人との間隔を取って表現運動を行うこと など、コロナ対策を考慮しての活動としました。

各ブロックの表現では、子ども達が一生懸命に表現する姿がとても印象に残りました。

3・4年生の力強い踊り「エイサー」

1・2年生のリズム感あふれるダンス

5・6年生の躍動感あふれるフラッグと体操

どれも大変すばらしかったです。

また、6年生が他ブロックのために係の役割を果たしてくれたことも大きな力となりました。

今回は、どうしても縮小化しなければならない運動会でしたが、6年生が学校全体を盛り上げてくれたと思います。

陸上大会も中止となり、6年生の皆さんには残念な思いをさせてしまっていますが、今後も活躍できる場をできるだけ設定していきたいと考えています。

PTA関係の皆様には受付や広報等で、また保護者の皆様には後片付けでも大変お世話になりました。

皆様の支えがあっての運動会でした。

反省点もあることと思いますが、コロナ禍において、できるだけ子どもたちの学びの場を奪うことなく、よりよい教育活動を進めていくためにも、今後もできることを工夫して行っていければと思っております。

 今後ともご理解ご協力のほど、よろしくお願いします。

NEW 20210903  おかしくないかな ~1-1道徳~

はじめにクイズから始まりました。

「自分が使うけど、自分のものではないものは、何だろう?」

・つくえ  ・いす   ・としょしつの本

次々と出てきます。

「じゃあね、みんなが使うものだけど、だれかのものではないものは?」

・すべりだい   ・ブランコ   ・きょうしつ

視点が少し、広がりました。よく考えています。

「みんなのものや場所を使うときに、どんなことをたいせつにすればいいかな。きょうは、このことをみんなで考えていきましょうね。」

一枚の絵をテレビにうつしました。

「みんながつかうばしょだね。」「どんなきまりがあるかな。さがしてしていこうね。」

考える時間をもらいます。

子ども達は、教科書の絵も見ながら、〇をつけていきました。

「何がおかしいのか、どうしておかしいのか、わかったかな?発表してね。」

・水のみ  ・ごみ  ・すべりだい  ・べんち  ・絵をみちにかいている  ・としょしつ  ・かだん …

たくさん出てきました。

「どうしてだめなのだろう。」

理由も一緒に考えていきました。

・水の出しすぎ  ・滑るところから登ってる  ・べんちはすわるところ  ・花だんにボールをいれている

みんな、とてもよく考えています。

「おかしなことをしている子の気持ちをかんがえてみよう。どんな気持ちでやっているのかな。」

・先生や家の人がいないからいいや

・らくがきたのしいな

・サルのマネしてあそんでいる。たのしい。折れてもいい。

「自転車にのっている人は、どう思っているのだろう。」

周囲の人たちの思いに心を向けていきます。

・こまったなあ

「教室にいるお友達は?」

・次の一年生がつかうのに。

子どもたちがやっていることが、周りの人たちにとって、どういうことになるのか、考えさせていきます。

自分の視点だけでなく、周りにいる人の視点からも考えることで、これらのことが周囲の人の迷惑になってることを感じることができます。

このあと、今日、勉強して考えたことをかるたにしてみました。

日頃、使用しているところの写真を見ながら、考えました。

「みずは、たいせつに つかおうね。」

かるたを作るのは、1年生の子たちにとっては難しいのですが、どの子もがんばって作っていました。

 今日は、身近でも経験することがある生活の場面の絵を通して、やっていいいこととそうでないことを、そのわけを考えながら学びました。

1学期の頃とは、またひと回り成長した1年生の姿を見ることができました。

たくさん発表し、友達の考えもよく聞いて考えていました。すばらしいです。

NEW 20210830 第2学期始業式を迎えて ~子ども達の笑顔と共に~

緊急事態宣言中となった第2学期始業式。

感染症対策を講じながらの新学期スタートとなりました。

感染が強い変異株も心配ですが、これまで行ってきた対策を再度見直し、感染予防対策を強化して教育活動を行ってまいります。

全員の笑顔と共に、今まあるこの環境の中で充実した学校生活が送れるよう全職員で取り組んでまいりますので、よろしくお願いいたします。

 

始業式では、パラリンピックに出場している競泳の山田美幸選手の話をしました。

14歳の中学3年生。努力家で、考え方や人としても惹かれるものがあります。

57年ぶりの日本開催。コロナ禍の中で、様々な思いもありますが、

この機会をチャンスと捉えて、パラスポーツにもぜひ興味をもってもらえたらと思います。

 

登校時刻を遅らせての登校となります。

急な変更でご迷惑をおかけします。

登校後から始業までの時間を短くすることで、対応できる職員の数を確保し、児童の接触を少なくして感染のリスクを少しでも減らしたいと考えております。ご理解のほどよろしくお願いいたします。

 

NEW 20210720 第1学期終業式 ~有意義な夏休みを!~

1学期が無事に終了しました。

このところ、連日、猛暑が続いていましたので、子ども達の様子が一番心配されましたが、いつもと変わりなく元気に登校する姿に安心しました。

終業式では、1学期を振り返ることと、1学期の広小のみんなの素晴らしい姿について話しました。


「この1学期、皆さんの頑張りについて、特にうれしく思ったことを2つお話しします。

 1つ目は、清掃です。

みなさんの清掃の様子を見ていつも思っていました。

自分の決められた役割を一生懸命に取り組んでいるということです。

1年生は、床を拭いたり、ごみを掃いたりして真面目に取り組む様子が見られました。さらにお友達と協力して机をひとつひとつ運ぶ姿がありました。みんなで息を合わせ、あっという間に運んでしまいました。すごいなと思います。

2年生以上の学年です。時間になると自分の掃除場所へ移動し、集中して掃除を行っていました。教室掃除、理科室音楽室家庭科室体育館掃除、下駄箱掃除、階段や廊下掃除。トイレ掃除。花壇の草取り。職員室前を掃除する6年生も黙って取り組んでいます。広田小の誇れる姿です。

 2つ目は、授業に向かう姿勢・態度です。

 授業を見に行くと、みなさんの授業に向かう姿勢・態度がいつもすばらしいと感じます。ただ静かに座っているから素晴らしいのではないのです。例えば、先生の話を聞くときとノートに自分の考えを書くとき、黒板の文字をノートに写す時、発表をするときと聞くとき、グループで話し合う時。それぞれの場面での切り替えがとてもうまいのです。特に学年が上がるほど、手本となるようなすばらしい態度を見ることができます。みなさんはあまり意識していないかもしれませんが、これはみんなが集中して授業に臨んでいるということなのです。本当に素晴らしい広田小の子ども達の姿だと思います。」

 物事に一生懸命に取り組める広小の子ども達は素晴らしいと思います。

 ですので、この夏休みも、自分に合った目標をしっかり立てて、40日間の長い夏休みの間、一生懸命に取り組んでほしいと思います。

 

  また、今年は、「オリンピック・パラリンピック」が日本で行われます。日本で行われる夏のオリンピック・パラリンピックは、57年ぶりです。見に行くことはできませんが、ぜひ、テレビで自分が好きなスポーツを観戦して、日本だけでなく、さまざまな国の人を応援して楽しんでほしいと思います。

 夏休みはコロナウイルスの感染に気を付け、交通事故にも十分に注意し、2学期の始業式には、身体も心も大きく成長した子どもたちの姿を見られることを楽しみにしています。

NEW 20210715 ひまわり 音楽 ~どれみのばしょをおぼえよう~

はじめにみんなで校歌を歌いました。

全体の歌詞を見ながら、「言葉のちがい」に気を付けるところを確認しました。

1番 ひろしょう 「の」

2番 ひろしょう 「に」

3番 ひろしょう 「を」

次は、「子犬のビンゴ」です。歌いながら手をたたきます。

手をたたく場面は、「BINGO」のところです。

「♬ ビンゴビンゴしってるかい・・・

 こいぬのなまえは ビンゴ BINGO(ビー・アイ・エヌ・ジー・オー) ・・・ ♪」

はじめは、「B」だけをたたきます。2回目は、「BⅠ」をたたきます。3回目は、「BIN]…。
手をたたく回数が増えていくのが、とても難しいです。

でも、みんな楽しそうに手をたたきながら歌っています!

今日の勉強は、

「どれみのばしょをおぼえましょう」です。

鍵盤ハーモニカを用意しました。

 「どんぐりさんの ド だよ。どこかな。」

「となりの レ。」「レのとなりの ミ。」

「どれみ」の場所を覚えます。

特に、1年生は初めてなので、音を出しながらゆっくり覚えていきます。

「指を出してみましょう。」

「1番、2番、3番・・・」順番に動かしてみます。

「ゆびは、丸めてくださいね。」

鍵盤をひく時の手の形を教えてもらいました。

「1番 ど  2番 れ  3番 み」

「どれみで あいさつ」をふいてみます。

左手で吸い口をもち、吹いていきます。

「ドレミ・ ミレド・ 」「レドㇾミ ドミド・」  

なかなか難しいです。

先生に教えてもらいながら、最後まで頑張って吹いてみました。

上学年の子は、自分たちでどんどん吹いていきます。

次は「リズムうち」です。

黒板にリズムのカードが貼られました。

使う楽器は、カスタネット、すず、タンバリンです。

高学年の演奏する「校歌」に合わせて、リズムを打ちます。

最後は、全員で簡単な合奏ができました。

心が一つになった感じがして、とてもうれしくなりました。

リズムに乗って体を動かしたり歌ったり、また楽器で演奏したりすることで、とても気持ちが明るくなり、心が温かくなります。

また、みんなで一つの曲を演奏することは、一体感、信頼感にもつながります。

次の音楽が楽しみです。

NEW 20210714 4-2 道徳 ~友だちが泣いている~

「泣いている子がいます。」(先生が泣いているふりをする)      

「みなさんだったらどうしますか。」

・どうしたの?    ・情報をきく    ・ないようを聞く   ・だいじょうぶ?

子ども達は何かしら声をかけると答えていました。

「みんなも声をかけてもらったことはある?」

何人かの子が反応していました。

「しっかり自分の事として考えてほしいですね。」

この後、お話を聞きました。

今日は、正しいことを自信をもって言うために何が必要かを考えていきます。 

「Bさんはこんなことを言っていたけれど、みんなだったら、Bさんに対してどうしますか?」

「どういったことを言ってあげますか?」

・ちゃんとあやまるよう、言う

・おこらなくても何があってもぶってはいけないと話す

・なんでたたくのか聞く

・あやまって、と言う

「そうだね。今、みんながそう言ってくれたけれど、Aさんの姿を見ていた人はほかにもたくさんいたんだ。」

先生は、見ていたお友達の絵を黒板に貼っていきました。

そして、周りで見ていたお友達がどんなことを言っているのか、確認していきました。

 「それぞれが思っていることは、どうだった?」

・ちがう

いくつかやり取りをした後、正しいことを言っていると思われる人とそうでない人を分けてみることにしました。

まずは自分で考え、次にグループで考えを交流していきました。

全体で考えを出し合います。 

正しいと思われる人、そうでない人、そしてその理由も。

さまざまな考えが出されました。

「正しいことを自信をもって言うには、何が必要なのだろう。」

 ・ゆうきかな…。

思わず言葉が出てきます。この後、ニュース動画を見ました。いじめをされて苦しんでいた中学生の話でした。

まだまだ成長段階の子ども達ですから、日頃、ちょっとしたことで相手にいやな思いをさせたり、相手を傷つける言葉を言ってしまったり(またはされたり)することがあります。

しかし、大事なのは、何をすることが正しいのかをじっくり考え、自分なりに行動にうつせることだと思います。

1時間、真剣に考える姿から子ども達の成長を感じるとともに、とても頼もしく思いました。

NEW 20210713 6-2 道徳 ~古きよき心~

「怪談って知っているかな?」

一枚の人物の写真を見せます。

「小泉八雲さんです。」

   

小泉八雲は外国人で、日本で怪談話『雪女』を書いた方です。

教材「古きよき心」を通して、外国の人は日本人をどう思っていたのかを考えていきます。

「日本の『古きよき心』はどういうものがあるのか、考えていきます。」

   

教材を読んだ後、3人の外国人からみた日本のよさ(特徴)について話し合いました。

・小泉八雲(ラフカディオ・ハーニ)  ・モース(アメリカの動物学者)  ・ケーベル(ドイツの哲学者)

・礼儀・思いやり・愛情

・虫の声にあわれ

・あまりごまかしとかしない

・しんぼうづよい

・詩人に限られた感情

・善徳・品性        など

「外国の人は、日本のいいところをこんなに見ていたけれど、みんなからしたら『それって、いいところなんだ』と思うのではないですか?」

たしかに、外国の人に言われて、改めて感じることがあるかもしれません。

昔、日本に来ていた外国人は日本のよさをたくさん見つけていました。

それに対して、今の私たち日本人が実際に受け継いできた「日本人の心」にはどんなものがあるのでしょうか。

 

みんなで考えていくことになりました。

まずは一人で考えます。つぎに近くの人と意見を交流してみました。

 

その後、全体で出し合いました。

・あいさつ

・困っている人に声をかける

・「いただきます」と言う

・席を譲る          ・すぐに口出さず、よく考えて言う

・おもてなし      ・バリアフリー            など

たくさん意見が出ました。

「みんなの心の中にも古きよき心があるのですね。」

「じゃあ、今、日本に住んでいる外国人のかたは日本の心どう思ってるのかな。」

子ども達にとても身近なALTの先生からのメッセージを映像で見ました。

 ALTの先生は、いつも「ありがとう」と言う心と家に入る時に「くつをぬぐ」心について話してくれました。

「そうなんだ。」

自分たちにとっては当たり前なこと。

それだけに子ども達にとっては、少し、驚きだったようです。

最後に振り返りをしました。

一人一人が、今日の授業で感じたこと、考えたことなどを振り返ってワークシートに書き、発表しました。

 「古きよき心は」みんなの心の中にもあります。

長く受け継がれてきたよき「心」や「伝統」を私たちも受け継いでいきたいと思います。

広田小では鼓笛も、これまた50年以上も長く受け継がれてきた伝統の一つです。

どんな思いでこれまでの子ども達がこの伝統を引き継いできたのでしょう。

その思いに心を寄せ、考えていきたいですね。

NEW 20210712 4-1 算数 ~小数のしくみを調べよう~

「『小数』」は、今までどんな勉強をしてきたかな?」

先生の質問から授業は始まりました。

(「0.1」の「.」を指して)「これは何ですか?」

3年生までに習った内容の復習です。

何度も子ども達と先生とのやり取りが続きます。

「さて、1.3Lは、1Lと〇Lを合わせたかさです。」

これまで学習したことを思い出しながらも、教科書に書き込んでいきました。

このほかにも、1.3Lは0.1を(  )こあつめたかさか、についても確認しました。

算数は、これまでに学習してきたことをもとに考えていきますので、積み重ねが大切です。

忘れていたことをしっかりと思い出して先に進みます。

教科書にのっている3枚の写真を見ました。

「今まで習った内容とちがうところはありますか。」

子ども達はじっくり写真を見ます。

・数字が増えた。

・小数点の後ろにケタが増えた。

・今までは、小数第一位までだったけど、下がもう一つ増えた。

子ども達らしい答えが返ってきました。

4年生では、小数第2位以下について学んでいきます。

(問)ポットに入る水のかさをL単位で表しましょう。

(0.2と0.3の間に水が入っている)

「どう表すの?」

気付いたことを言葉に出していきます。

・目もりと目もりの間に水が入っているよ…。

・「〇.〇」では表せないよね。

「今ある小さい目もり(0.1)よりも小さいのかな?」

先生と子ども達のやり取りが続きます。

(課)0.1より少ないかさをL(リットル)単位で表す方法を調べよう。

「この困っているところを、虫眼鏡にして(拡大して)見ました。

 「この0.2と0.3の間をどうしたら読めるのか考えて言いたいと思います。」

「みなさんだったらどうしますか?」

「今までやってきたことが、生かされるよ。」「今まで、どうやって目もりを読んできた?」

「でも目もりがないよ…。どうする?」「0.2と0.3の間に何かできないかな…。」

「目もりは、今まで何等分してきた?」

先生からヒントをもらい、そのあと

一人一人が自分の力で考えていきました。

自力解決の後は、隣り近所で考えを交流し合います。

「あ、そうか。」

「おなじだ。」

さまざまな反応の後、全体で考えを共有しました。

「目もりがないから、つけたほうかいいです。」という発言に、

「何個つければいいの?」と先生がすぐに問い返します。

・2こ

・10こ

おもしろくなってきました。

なんで2?なんで10?

どちらの考えも子ども達の思考を巡らせそうです。

話し合った結果、どうやら10等分すると読めるのではないかという結論に至りましたが、ここでタイムアップ。

次回、続きをやっていきます。

今日の学習を振り返り、どんなことがわかったか、何が疑問か、つぎはどんな学習をやっていきたいか、・・・など1時間の学習を自分自身で振り返りました。

一つの課題をみんなであれこれと考えることの面白さを感じました。

みんなが同じ課題に取り組んでいるのに、一人一人の見方や考え方はさまざまです。

その違いを楽しみながら、みんなで一つのゴールに向かいます。

算数の面白さだとも思いました。

NEW 20210707 1-2 算数「おはなしづくり」~しきからおはなしをつくろう~

今日は、ひきざんの最後の勉強です。

教科書の絵を見て、考えます。

「6-4 のしきになるおはなしをつくろう。」

「どれをえらぶ?ちょう?いす?こども?・・・」先生の話を聞きながら、絵を見て子ども達は考えます。

みんなが何を選んだか、聞いていきました。

そして、誰も選んでいないものを例にして、先生が問題を作ってみました。

「おおなわを6にんでしています。とんでいるひとは4にんです。まわしているひとは、なんにんですか。」

「しきにすると6-4になりますか?」確認をします。

「みんなもこんなふうにおはなしをつくれるかな?」

はじめに「6」の数字を入れた文を書き、つぎに「4」の数字を入れた文を書いていきます。

「みんなもじぶんがきめたもので、おはなしをノートにかいていきましょう。」

先生の指示に従って、ノートに書いていきます。

 集中して、一人一人がじっくりと取り組みます。

一つ終わった人は、二つ目・・・。みんな顔が真剣です。

ノートに丁寧に書いていきました。

途中、お互いに見合い、違っているところがあると、そっと教えてあげる姿も見られました。

「それでは、つくったもんだいをおとなりの人に読んであげましょう。」

となりどうし。まえとうしろ。

おたがいにつくったおはなしを伝えあいました。

 

そしてさいごに、全体で発表しあいました。

「最後に、なんて言っていたかな?」

どちらがなんこおおいか、かな。

「なんてこたえたらいいの?」「なんこだけではいけないよね。」

「どっちが?を言わないと・・・だね。」

先生と子ども達とのやり取りが続きます。

「ちがい」と「くらべる」の二通りのお話がでてきました。

そして、お話を作るときの、最後の言葉(語尾)の違いについても気付くことができました。

難しい勉強でしたが、最後まで一生懸命に取り組んでいました。

やる気も態度も満点です。とても素晴らしかったです。

 算数もだんだんと難しくなっていきますね。

NEW 20210702 2-1 道徳 おふろプール ~かぞくのことを考えて~

1年生とかかわったことを思い出します。

「どんな気持ちで接していたかな。やさしい気持ちでやっていた?」

みんな頷いていています。「かぞくにもやさしくできるかな。」

家族になると、ちょっと違うようです。つい、文句を言ってしまったりしてしまうとのこと。

・いらいらしちゃう    ・めんどうくさい・・・。

「今日はね、けんたさんのお話です。けんたさん、どんな顔してるかな?」

お母さんとプールに行く約束をしていましたが、近所の方のお引越しを手伝うことになってしまったのです。

「けんたさんは、どんな気持ちでいたかな、けんたさんの気持ちになって聞いてください。」

先生がお話を読みました。

「プール、今度にしてねって言われてしまったね。どんな気持ちでいたかな。」

・約束守ってよ。  ・せっかく楽しみにしていたのに。  ・ドキドキしていたのにかなしい

自分の体験を振り返って考えているようでした。

「もういいよ」っていう気持ちで外でボールけりをしていた時、近所のおばあさんから小さい時の頃の話を聞きました。

「おばあさんの話から、どんなことを思ったのだろう。」

はじめに、隣のお友達と考えを交流しました。

次に全体で発表して考えます。

・元気になった。  ・お母さん、かわいそう

・あんなこと言わなければよかった    ・ありがとうのおかえしをしたいと思った

このあと、一緒にお風呂プールに入ったお母さんとけんたさんの表情から。気付いたことを発表しました。

・なかよくなれた    ・お母さんがやさしくしてくれたことを思い出した

・お風呂がプールに見えた   

「みんなも嫌だと思った時、どんな気持ちを思い出せばいいのかな。」

「みんなもけんたさんのように、家族を笑顔にすることできるかな。」

 家で家族を笑顔にするためにやりたいことを発表しました。

 家族の中では、どうしてもわがままになってしまいます。

家族のよさについて改めて考えるきっかけになったかもしれません。

NEW 20210702 ひまわり 体育 ~短なわとび&ドッジボール~

今日は、雨で少し肌寒く感じました。でも、体育では、元気いっぱい取り組みます。

広小体操で、準備運動をした後、ドラゴンボールの曲で「3分間走」をしました。

2人でペアになり、順番に体育館の端から端をを往復します。

1曲が終わるまでは、意外と長く感じます。が、音楽のリズムに乗って走ってしまうと、長さはあまり感じないようです。 

次に、二人で「足じゃんけん」をしました。

はじめに先生と6年生がお手本を見せてくれました。

いつも手でやっているじゃんけんとは少し違うため、難しさはありますが大丈夫。

学年の近いお友達とペアになり、足じゃんけんをしていきました。

終わると、一人ずつ、何勝したか発表をしてもらい、みんなで褒め合いました。

 

次は、短なわ跳びです。

1分間、自分が練習している跳び方で跳びました。

これもペアになって、とんだ回数を数え合います。

 

最後に何回跳べたかを発表し、記録をしていきます。

前回よりも記録がどれくらい伸びたかを一人一人確認し、認め合いました。

どの子も伸びていました!すばらしい。

最後に、ドッジボールです。

6年生の強い子を相手に、下学年の子たちがボールを投げます。

   

何回当たったかで、得点が決まります。

小さい学年の子はコートが少し広くして、逃げやすくしていました。

お互いが必死に当てようと頑張りますが、6年生も負けてはいません。

 

時間制限のある中、終了の合図が…。

「5対2」で6年生の勝ちでした。やっぱり強い!

   

種目を増やし、時間を区切って楽しみながら基礎的な体力をつける工夫がされていました。

その中には、友達と協力して行ったり、お互いに声を掛け合って行ったり、また最後まであきらめずに頑張り通したり…。

体育の時間には、体力づくりだけではなく、心の面も一緒に成長できる要素がたくさん組み込まれています。

心と体を一体として学習に取り組んでいることがよくわかりました。