校長室日記
20210630 3-1 算数 ~わり算を考えよう~
はじめに、これまでに習ってきた内容を振り返ります。
(問)ゼリーが12こあります。1人に3こずつ分けると何人に分けられますか。
「なに算だろう?」
「なんでわり算ってわかるの?」
「何人に分けられますか?」
子ども達とのやり取りが続きます。
これから学習する内容は、少しだけ違います。
(問)ゼリーが14こあります。1人に3こずつ分けると何人に分けられますか。
「わかっていることはありますか。」―線で引きます。
「聞いていることは何ですか。」波線で引きます。
「何算の式になりそう?」
「わり算」と答えます。「どんな式になるかな?」
14÷3
子ども達からは、思わず
「あれー?」「んー?」といった声があがります。
なぜかというと、これまでに習った計算と違うからです。
「割れない!」
「今日は、みんなに14÷3のやり方を考えてもらいますよ。」
今までの勉強したところと似ているところ、違うところがあるので、そこを考えながらやっていきます。
(かだい)今までのわり算とにているところとちがうところを見つけよう。
悩んでいると、先生からヒントが出されました。
「今までどんなやり方があった?」
・1こ分け ・まとまり分け
「どっちのやり方でやる?」「まとまりかな。」
「3こずつ分けていくんだよね・・・。」黒板のカードでちょっとだけヒントをもらいました。
すぐに一人一人がノートにかいて取り組みます。
多くの子が、ノートに〇を14個書いて、3こずつ分け始めました。
それぞれが考え終わると、どんなふうに取りくんだか発表しあいます。
全体でさまざまな考えを共有していきます。
「3こを4人に分けると、3×4人で12 2こあまります。だから4人に分けられる。」
確認するために、1人の場合から計算していきました。
1人 1×3=3 2人 2×3=6 3人 3×3=9 4人 3×4=12 4人 4×4=16 「あれ?」
今までと <にているところ> かけざんをつかう
<ちがうところ> あまりがでる
「いつもいつもぴったり分けられるのではないのですね。」
あまりがあるときもわり算が使えるということがわかりました。
そして、答えの見つけ方は、今まで通り「わる数」のだんの九九をつかうということです。
それから実際に、14÷3の計算の仕方をノートに書いてみました。
(式)14÷3=4 あまり2 答え 4人にわけられて2こあまる
*3の段の九九を使う
最後に振り返りです。今日の学習でわかったことや疑問に思ったことなど、思い思いに学習を振り返りました。
わり切れないわり算も今までと同じように計算できることがわかりました。
算数の面白さを感じた授業でした。
つぎは、どんな問題に挑戦するのでしょうか。楽しみです。
20210629 6-1 道徳「マザー・テレサ」 ~社会のためにできること~
はじめに1枚の写真を見て考えます。
この人物について子ども達に聞いてみると、何となく知っている子もいました。
「マザー・テレサ」です。
今日は、マザー・テレサの生き方を通して「社会のために私たちができること」を考えていきました。
読み物教材を読んだ後、マザー・テレサは、どんな気持ちで道に倒れた人を運んだのか、考えていきました。
・早く助けてあげないと
・死んでしまう
・早く運ばないと いろいろな考えが出てきました。
しかし、コルカタにはこのような人たちがたくさんおり、なぜ助けないのか、と言われたテレサがどんなことを考えたのかといった教師の問いかけに、子ども達はさらに考えていきました。
・何事もないような感じでいるのでは。
・いかりを感じた。そんなことを言わずに早く助けてほしいのに。
・貧しい人を助けなくては…。
「貧富の差が大きくバタバタと人が倒れているのだよ。こういう状態、どうなのかな。」
すると、
・こんな人たちがいますと当たり前のように言っている。
・なんで助けないんだろう。
「なんで助けないの?」
・他人事なんだと思う。
・1人助けると、何で助けないのかと言われるから。
・お金を払ってもらえないから
・病室もいっぱいなのではないか。だから助けても…。
「それで、死を待つ人の家にはこばれていったのだね。」
今日の課題は、「社会のために自分ができることはどんなことだろう。」
「治る見込みのない人も抱きかかえて祈りをささげていたけれど、どんな思いだったのだろう。」
・最後に死を待つのではなく、一分一秒でも生きてほしいという思い。
・天国に行っても幸せになってほしい。
・最後に安らかに眠ってほしい。
・もしかしたら生き返るかもしれない
「諦められない気持ちなのかな?」
・ずっと苦労してきたから
・今まで大変だった。今度生まれるときは幸せになってほしい。
「マザー・テレサからの愛とは、どういうものなのだろう。」
・貧しい人を助ける気もち
・少しでも幸せにすること
・一人一人が平等
「マザー・テレサが伝えたいことは何だったのだろう。
そして私たちには何ができるのだろう。」
それぞれが考えをワークシートに書いていきました。
その後、近くの人と交流し合い、全体に広げます。
このあと、全国の小学生が取り組んでいる例が紹介されました。
「自分たちができることはどういうことだろう。」
改めてみんなで考えていきました。
人のために何かをやりたい、という思いをもてることはとてもすばらしいことです。
そしてもっと大切なことは、小さなことでも声に出し、行動に移せることだと思います。
広小でもやっている「ちょボラ」。まずはここからスタートができそうです。
今後はさらに視点を外へ向け、さまざまな問題についても考えて言ってほしいです。
20210625 1-1 算数「ひきざん」 ~のこりはいくつ?~
今日の算数は、「のこりはいくつ ちがいはいくつ」の勉強です。
はじめに、前の時間にやった復習をやりました。
7-4
「ブロック出してやってみようね。」
「7から、4こひくよ。」
一人一人が問題に取り組んだ後、実際に、黒板でブロックを使い、確認をしていきました。
さて、今日の問題に入ります。白とグレーのうさぎの絵が教科書にのっていました。
「うさぎが8ひきいます。白い(白のウサギの絵)うさぎは3びきいます。グレー(灰色のウサギの絵)のうさぎは、なんびきいますか。」
「今日のおはなしと前のおはなしの違い、わかる?」
担任が問いかけます。
「前のおはなしは、とりがとんで行っていなくなってしまったお話だったね。今日は、へっちゃうのかな?」
子ども達は「ううん」と首を振っています。
教科書のもんだいをみて、うさぎがぜんぶでなんびきいるのか、そのうち白いうさぎはなんびきいるのか、赤色鉛筆で数字に線を引いていきました。
なにざんで考えるのか、子ども達と考えていきます。
「ブロックをつかってみようか。」
ブロックをうさぎに見立てて、机の上においてみます。
まずは、自分一人でやってみます。
次に、全体でやってみます。
「8ひきは、しろうさぎとグレーのうさぎを合わせた数だよね。」
「わかっているのは、しろうさぎが3びきだね。」
教師が、黒板のブロックを使い、一つ一つ確認しながら進めていきます。
子ども達は、黒板のブロックを見ながら、自分のやりかたと比べていました。
「しろうさぎを取ると…。」
「なにざんかな。」「ひきざん」
もう一度、やり方を説明します。
(しき)8-3=5
「お話だから、答えも書きますね。」
「うさぎさんだから、なんて答えをかくのかな。」「〇〇ひき」
(こたえ)5ひき
最後に、練習問題に取り組みました。
問題を読んで、「わかっていること」と「きいているところ」について線を引いて取り組みました。勉強の内容がだんだん難しくなってきています。
授業に集中するためには、学習道具(えんぴつがけずってある、赤鉛筆、消しゴム、ノート、ブロックなど)がそろっていることが大事です。
45分の授業は、慣れるのに大変だと思いますが、集中して頑張ってほしいと思います。
今日の授業はみんなよく頑張っていました!
20210624 5-1 理科 ~植物の成長に必要なもの~
実験の考察をしました。
植物の成長に必要なものを考えていきます。
課題「植物がよく成長するためには、発芽の条件の他に何が必要か調べよう」
予想は、養分、日光…。
とうことで「日なたと日かげ」、「肥料ありと肥料なし」で育てた植物をもとに、育ち方はどのように違うのかを調べていきます。
「予想が正しかったか、何を見て調べればいいのかな。」
比べる際の視点を全体で確認します。
子ども達からは、「葉の数」「葉のの大きさ・色」「草たけ」「茎の太さ」などのキーワードが出てきました。
班ごとに養分グループと日光グループを分担し、大事なキーワードをもとに調べていきます。
二つの植物の成長を見比べ、まずは自分の考えをもちます。
次にグループ内で互いの考えを交流し、最終的に班の考えをまとめていきました。
グループ内で出された様々な考えをもとに、今度は、全体で考えていきます。
はじめに「日光あり・なし」についてです。
次に「肥料あり・なし」についてです。
各班からは、さまざまな意見が出されました。
なかには、あまり違いが見られなかったところもあったようです。
「どちらともいえない班もあったようですね。」
「でも今、発表してもらった中で、多くの意見からどんなことが言えるだろう。」
「養分は、あった方がいいのですか?」
「日光は?」
このあとも先生と子ども達のやり取りは続いていきました。
はじめの予想から観察・考察、そしてまとめへ。
最後は、振り返りを個々にノートに書いていました。
実際に観察して成長の違いを確かめる学習は、子ども達の実感を伴うため、とても学習の効果があります。また、テレビを通して比べると、一斉で見ても違いがよくわかるので、全体での学習がスムーズに進んでいくと感じました。
みんな熱心に取り組んでいました。すばらしいです。
20210624 3-1 社会 ~人形作りについて調べよう~
社会「こうのす」の授業です。
人形づくりについて学習しました。
課題「人形作りのじゅんじょを調べよう。」
「人形は、どんなふうにできていくのかな。」
子ども達からは、さまざまな意見がでてきます。
「では、どんな材料が必要ですか?」
「からだ」「あたま」「着物」「かざり」・・・
「人形は、あたまと言わないでかしらといいますよ。」
「そうなんだ~。」
教科書の地図を見ながら、頭や小道具、和紙などの材料が、さいたまや全国のさまざまなところから送られてくることを知ります。
「人形ができるまでを考えていきますよ。」「どこから作るのかな?」
今日のこの時間は、頭(かしら)ができるまでを学習していきます。
石こうを型に流し込んで頭を作ること、目きりをして首ぐしをさすこと、
うわぬりを3回繰り返してきれいにすること、
ほほべにを入れること、髪の生え際を描くこと、目を切って目玉を入れること
絹糸やナイロン糸で髪を結うこと
について、動画や画像、教科書の資料をもとに、教師が分かりやすく説明し、みんなで確認していきました。
社会科では、普段耳にしない言葉がたくさんでてきます。
「石こう」「目きり」「首ぐし」「うわぬり」「ほほべに」「髪の生え際」」「髪を結う」
このような言葉も、子ども達は授業の中で実際に見たり、映像で確認したりしながら、「そういうことか」と実感し納得していきます。
ただ聞いているだけではなく、疑問をもつことはとても大事です。一人の疑問が、みんなの学びになります。集団で学習するいいところです。
最後に、頭(かしら)ができる順序で、ノートに実際に絵を描いていきました。
子ども達の絵は、みなさまざまでとても興味深かったです。
頭(かしら)について、絵でしっかりまとめられていました。
1時間、楽しそうに学んでいる様子が印象的でした。
20210607 どこを食べているのかな? ~3-1 栄養教諭とともに~
日頃、わたしたちが野菜やいものどこを食べているのかについての学習です。
たくさんの野菜の中から、食べる部分が「実・花つぼみ・は・くき・ね」のどの部分なのかを考えていきました。
理科では、植物の体のつくりを学んでおり、「根・茎・葉」に分かれていることを勉強したばかりです。また、前回の理科の授業で、さつまいもは根を食べていることを学びました。今日はさらに発展的な内容です。2年生でも野菜について学習していますので、これらのことを思い出しながら、みんなで考えていきました。
「では、ジャガイモは、からだのどこを食べているでしょうか。根だと思う人?くきだと思う人?」
意見が分かれます。
「くきだと思う人は、なぜだか教えてください。」
子ども達は、それぞれ自分の考えを発表します。
「ジャガイモは、土の中のくきの部分が太ったんだよ。」
「ほうれんそうと小松菜は、何がちがう?」
「アスパラガス、ブロッコリー、・・・。これは何?」
栄養教諭から、次々と質問が飛んでいきます。
いくつか聞いた後に、2~3人のグループで野菜をグループ分けすることになりました。
「つぼみから花になって、実になるから…、実じゃないかな?」
「でもさ、ここは茎だと思うよ。だって・・・。」
グループの中でも、いろいろな考えが飛び交います。
グループでの話合いが終わり、全体で答え合わせをしました。
「たけのこは?」「くき」
「ごぼうは?」「ね」
「ブロッコリーは?」「つぼみ」
・・・・。
キャベツとブロッコリーは、もともと同じ植物だったこと、どの部分を食べるのかで、栄養も違うことなど、いろんなことを教わり、たくさん知識が増えました。
「今日の給食は、キャベツとトウモロコシが出ますよ。」
「どの部分か考えながら食べてね。」
理科から発展した食育学習、食育学習から今日の給食へ。
学びはいろいろな学習につながっていきます。
このつながりを大切にしたいですね。
20210604 3-2道徳 ~他の国の人や文化に目を向けよう~
道徳の教材「アメリカから来たサラさん」をもとに、異国の人や文化について考えました。
「一人で外国に行くことになったら、どんな気持ちだろう?」
自分がサラのような立場になったら、どう思うのか、考えていきます。
・英語がしゃべれないよ ・慣れないから、海外の人がこわい ・何もできない
・文化が違うから全然わからない。
教師が教材を読み、
「海外の人たちと仲よくすること」について、さまざまな視点から、子ども達と一緒に考えていきました。
相手も、そして自分たちも、言葉も通じず、文化もなかなか理解できず、どうしていいかわからないでいます…。
でも、何かできることがあるはず…。
「自分はどんなことができるのだろうか。どんなことをがんばりたい?」
・日本語を教えてあげたい。
・一緒に遊んであげたい。
・このまま英語の言葉でいいのかな。
・国が違っても大切にしたい。
・サラは英語が上手、私は日本語が上手なので、分からないことを教え合いたい。
様々な考えが返ってきました。
言葉が通じなくても、 相手の気持ちを考え、相手を理解し、心を寄せていくことは大切かもしれませんね。
最後にALTの先生の話を聞きました。日本との文化もだいぶ違うことが分かりました。
「ALTの先生と同じ国の子が来たら、このことを話題にしていきたい。」そう話していました。
20210602 全校朝会「自分のいいところ・お友達のいいところ」 ~絵本「ええところ」より~
今回もリモートで行いました。
今日のテーマは「自分のいいところ」です。
「あなたのいいところは何ですか。」と聞かれたら、「う~ん。」と思わず考えてしまいます。
大人でもそうかもしれません。日頃から、あまり自分のよさについては考えることがないからでしょうか。
今回は、絵本「ええところ」(くすのきしげのり作)をもとに、自分のよいところ、お友達のよいところに目を向けてみました。
お話の中に出てくる子は、「自分にはいいところがない」と言っています。
お友達に言うと「そんなことないよ」というのですが、「じゃあ、わたしのいいところおしえて。」と聞くと、お友達は「うーん」と考えてしまいます。
私たちには、いいところが本当にないのでしょうか。
絵本を見せながらモニターを通して読み聞かせをしていきました。
(読んだ後)
最終的には、自分もお友達もいいところが見つかりました。
あんなに見つからなかったのに、どうして見つかったのでしょうか。
それは、おたがいにお友達のことをよく見ていたからこそ、見つけることができたのだと思います。
自分では、自分のいいところを見つけるのは難しいかもしれませんが、意外とお友達に聞くと、自分では気付かないよいところを言ってくれることがあります。
早速、教室でも、お隣の人とお互いに相手のよいところを伝え合う時間を取りました。
1分間で、できるだけお互いに相手のいいところをたくさん伝えてもらいました。
お互いに教えたり、教えてもらったり…。うまくできたでしょうか。
もし、今思いつかなくても、あとで思いつくこともあります。
「自分やお友達のよいところ探し」が毎日できたら、素敵ですね。
20210507 SDGsについて考えよう ~全校朝会から~
4月27日に全校朝会を行いました。
テーマは、「SDGsについて考えよう」です。
このところ新聞や雑誌等でも話題になっています。5月連休に向けて民放の放送局でもちょうど取り上げていました。
コロナ禍に悩まされている現在ではありますが、世界に目を向けると、他にも様々な課題があることに気付きます。そして、日本でも、考えなくてはならない課題がたくさんあるのです。
大気汚染や環境破壊、差別問題、貧困問題など、実は問題をいくつも抱えています。
そして、実際に、今、社会では問題を解決するために取り組み始めていることも多々あります。
17の目標は、今、考えなくてはならない事柄であり、その中の一部でもいいので、子ども達にも興味をもって少しでも自分たちの生活に関連付けて考えてほしいと思っています。
リモートでの朝会でしたが、各クラスに「何ができるか」といった課題を投げかけ、自分たちが取り組めることを考えてもらいました。
学校での学びと社会で起こっていることを結び付けて考えることはとても大事なことです。少しでも、子ども達の今後の学びのきっかけになれば…、と思っています。
各クラスから様々な意見が集まりました。難しい話題でしたが、1年生も考えてくれました。
20210421 ボランティア係 ~自主的な草取り~
~4月のことになります~
長昼休み(ふれあいタイム)に、2年生が職員室にゴミ袋を取りに来ました。
これから校庭の草取りをするということでした。
その話を聞き、自分も早速、校庭に出ていきました。
誰かに言われたわけではなく、クラスのボランティア係として、校庭の草取りをやろうと決めてやっているとのこと。
少ない人数で一生懸命に取り組んでいる姿に、とても頼もしく、嬉しく思いました。
「自ら考えて行動する」姿を、今日は、2年生から学びました。
時々、周りの子も気になって声をかけていました。
20210419 緊張感とともに笑顔でスタート! ~学級開きから1週間~
新学期がスタートして早くも1週間が過ぎました。
新年度の学級開きは、子ども達にとっても、教師にとっても、とても新鮮でわくわくします。
逆に、友達と仲よくなれるかなとか、新しい先生に慣れるかなとか、勉強についていけるかななど、不安に思ったり、緊張したりと、気持ちが不安定になる時期でもあります。
しかし、これを上手に乗り越えることで、子ども達はまたひとつ成長することができます。
4月の緊張感は、毎年迎えるものです。この時期をどう乗り越えるかは、それぞれの子ども達の課題であり、とても大事なことだと思います。
緊張ではなく、わくわく楽しみな気持ちで迎えられるようにしたいものです。
ぜひ御家庭では、ゆったりとした雰囲気の中でお子さんの話を聞いていただき、「心配ないよ。いってらっしゃい。」と毎朝笑顔で送り出していただけたらと思います。
何か心配なことがありましたら、遠慮なく担任までお声がけください。
20210412 令和3年度がスタートしました! ~今年度もよろしくお願いします~
快晴の中、無事に始業式、入学式を終えることができました。
久しぶりに会う子ども達の姿は、ひと回りもふた回りも成長したように見えました。
特に6年生は、春休みの準備登校の時から、最高学年らしく一人一人が気を引き締め行動しているように見えました。
新たな先生との出会い、新たな友達との出会い、そして、新たな学年との出会い。
これからどんな一年が待っているのだろう。不安もあり、楽しみでもあり、わくわく感もあり・・。複雑ですね。
始業式では、頑張ってほしいことを二つ、話をしました。
1 あいさつと返事…相手に伝わるあいさつをすることと、名前を呼ばれたらしっかり返事をすること。
2 家庭学習 …人に言われてやるのではなく、自分から進んで勉強をする。
まずはこの一学期。意識して取り組んでほしいと思います。
さて、帰りの一斉下校では、お二人の交通指導員さんと新しいスクールガードリーダーさんを紹介しました。
安全に登下校をすることは、学校生活においてとても大事なことです。
しっかり交通ルールを守って、毎日安全に登校してください。
保護者の皆様、今年度も立哨指導でお世話になります。
子ども達には、日ごろから「相手に気持ちが伝わるようにあいさつをしよう」と話をしています。
ぜひ御家庭でも御指導をお願いいたします。
20210330 令和2年度を終えるにあたり ~一年間のご協力に感謝いたします~
さまざまな出来事に見舞われた令和2年度でしたが、何とか無事に終えることができました。
今年は、活動に多くの制限がありましたが、どんな状況になろうとも子ども達は常に目の前の目標に向かって一生懸命に取り組んでいました。
この一年の子ども達の成長には驚かされることばかりです。
卒業した6年生は、どんな時でも全校をやさしくリードし、学年関わらず仲よくできるよい関係を築きあげてくれました。
そして今度は、新しい6年生が下学年をリードし、先輩が築き上げてきたよい校風を受け継いでいきます。
次年度も子ども達の活躍が楽しみです。
この一年間、保護者の皆様、地域の皆様には多大なるご支援をいただきました。心より感謝いたします。
令和3年度もよろしくお願いいたします。
20210205 理科「水のすがたの変化」~4の1~
今日の授業は、水から氷に変わる変化についての学習でした。
水を冷やし続けると…どうなるのか。水の温度と水の姿の変化を調べます。
(問)「水を冷やし続けると水はどのように氷に変わるのだろう。」
氷水の入った入れ物の中に、水の入った試験管を入れ、試験管の中の水の温度を調べていきます。
・水の様子
・時間
・温度
3つの視点で観察しながら、1分ごとに変化を記録していきます。
実験中は、記録係と実験をする係で分担して行いました。
時間がたつにつれて、試験管の中の水の様子に変化が出てきました。
「水が固まった。」
「こおり始めているよ。」
「白くなってきた。」
「温度がかなり下がってきたよ。」
子ども達は様々な変化に気づき、声にあげています。
実験が終わると、それぞれの班の記録係の子からノートを見せてもらい、全員が自分のノートに実験の記録を書き写しました。
「水の様子は、どのように変わりましたか?」
先生が質問をします。「下から上へ・・。」
「いっぺんにこおったのかな?」
「温度は?」
先生と子ども達のやり取りが続きます。
この続きは、次回です。
今日の振り返りをみんなでしました。
次は、今日の実験のまとめを行います。
今日の結果から分かったことを時間と温度のグラフに表し、水の様子の変化を加えて考察していきます。
さて、今日の実験からどんなことがわかるのでしょう。
みんなで考えていくのが楽しみですね。
20210203 算数「ひきざん」~1の1~
「このケーキ、何個ありますか?」「この中から3個とると・・・。」
先生と子ども達のやり取りの中、算数の授業が始まりました。
(問題)12-3
「今までとちがうところって何だろう。」
「前の時間に勉強したことを思い出してね。」
みんな考えて、手をあげます。
「2から3がひけないところ。」「ひくすうじが小さい」
「こういう引き方、どうすればいいのかな?」
「きょうは、このけいさんのしかたを考えていこうね。」
(かだい)12-3のけいさんのしかたをかんがえよう。
「12こケーキがあって、3こほしいんだけど。どうやったらいいのかな。ブロックをつかってやってみよう。」
子どもたちはノートをよせて、ブロックを12こ、机の上に出しました。
「ブロックを12こ、黒板にもならべてもらいます。」
このあとみんなで黒板のブロックを見て、問題を確認しました。そして、
「3ことりたいのだけど、どうやってとろうかな。自分でうごかしたり、せつめいしたりしながらてやってみよう。」
自分の机の上でブロックを動かし、実際にやっていきます。
まずは一人で考えました。
それぞれが机の上で説明しながらブロックを動かしていきました。
そのあとは、先生が一人一人にやり方を聞いて回ります。
「うんうん、なるほどね。」
「それでは、お友達の考えを聞いてみようかな。」
ぜんたいで考えを出し合います。
「10のかたまりから3を引いて、2をたします。」
発表のあとに、先生から質問がとびます。
「どこのかたまりから3をひいたのですか?」
「なんで、〇〇さんはこのやりかたをやったのですか?」(←2からひけないから。)
10のかたまりから引く。これは、今まで習ったやり方です。
「この考え、いいですよね。」
ところが、10のかたまりからひかない子がいました。聞いてみると、
「まずは、2を引いて、それからまだ足りない数を10のかたまりから引きます。」
なるほど。「12-3」のけいさんのしかたについて、これで2通りのやり方がでてきました。
⓵12の中の10のかたまりから3を引く。そのあとにのこった7と2をたす。
②12のうちの2をまず引き、のこりの1は10のかたまりから引く。
「⓵と②どっちもいいのかな?」
それぞれのやり方はどんな点がいいのか、みんなで考えていきました。
いろいろな考えを出し合い、それぞれのやり方をしっかり説明することができていました。
また、二つのやりかたをくらべて、新たな発見もありました。
みんなで考えたからこそ出てきた気付きですね。
とても活気のある1年生のクラスでした。次の時間も楽しみです。
20210202 算数・国語 ~ひまわり学級~
1組は算数、2組は国語でした。
一人一人が自分の課題に向かって、それぞれのペースで学習を進めていきます。
教師は、個別に対応しながら学習を支援します。
「この場合は、かっこの中を先に計算するよね。」
「ここに小数点を付けてね。」
教科書の問題を中心に練習問題に取り組んでいきました。
一問一問、じっくりと考えていきます。
1人でがんばって解いている子もいました。
ブロックを使ったり、ノートに計算をしたり…。
どの子も真剣です。
指でなぞりながら文字を何度も読む姿も見られました。
教科書の問題を終えると、PCタブレットを用意して、ドリルパークを進めていきます。
1時間があっという間に過ぎました。
みなさんの1年間の成長を感じますね。素晴らしいです!
20210201 算数「比べ方を考えよう」 ~5の2~
早速、問題から始まりました。
(問)カーネーションを育てている面積は132㎡でビニルハウス全体の48%に当たります。ビニルハウス全体の面積は何㎡ですか。
「聞かれているのは、比べる量、もとになる量、割合のどれだろう。」
その後、わかっていることに目を向けていきます。
わかっていることは、132㎡と48%。
132㎡は、全体の48%のことだから、…。
それぞれ「比べる量」と「割合」であることを確認した後、
「もとになる数は?」
先生が問いかけます。
線分図を書きながらもう一度、全体で確認。
「もとになる数は、割合で言うと、いくつだろう?」先生の問いかけに、
「全体だから・・・100%。」
少しずつ、線分図ができあがってきました。
ということは、「ビニルハウス全体の面積」が、「もとになる数」。
ビニルハウス全体の48%が、132㎡(カーネーションを育てている面積)ということになります。
「では、もとになる数は、どうやって出すのだろう。」
線分図の意味を確認しながら、それぞれが取り組んでいきました。
問題が解き終わると、 次に、PCタブレットを開き、新たな問題に取り組みました。
(問)みかさんは250円のフエルトペンを30%引きの値段で買いました。代金はいくらですか。
「今までの問題と何が違いますか。」
「引き」に注目します。この意味を理解するのは少し難しいようです。
どのように考えていくのかを全体で話し合った後、個別に取り組んでいきます。
まずは一人一人がノートにやってみて、できた人からPCタブレット教材のカードに打ちこんでいきました。
残念ながら、ここまでで1時間目は終了。
このあとも、算数の学習の続きを行いました。
はじめたばかりですので、タブレットPCを使いこなすのには時間がかかりますが、子ども達はすぐに慣れると思います。このあとの授業も楽しみですね。
20210201 算数「卒業旅行」 ~6の1~
6年間の復習の学習に入っています。
今日は、その中から「情報通信技術の進化や利用について調べよう」を学習しました。
(課題)二つのデータを読み取り、読み取ったデータを生かして考察しよう。
「今日は、自動で運転する車(自動運転自動車)が普及するとどんなことが世の中で起こると思いますか。」
先生の問いかけに
・交通事故が減る ・高齢者の運転のしやすさ ・渋滞を回避
いくつかの考えが出されました。
そのためには、AIの技術や混んでいる道がわかるようなシステムの整備が必要です。
そこで、データグラフ「年代ごとの自動運転自動車を利用したいかどうかの調査」をもとに、全員が「株式会社広田自動車」の社員となって
①どの年代をターゲットに ②どんな車を開発するか
を考えていくことになりました。
ますは、各個人で二つのデータから読み取れることをノートに書き出していきます。
それが終わると、グループで話し合っていきます。ここで忘れてはいけないことは、
あくまでも「データの結果をもとにして考える」ことです。
グループで話し合った提案内容は、PCタブレットのアプリを通してモニターで提示し、全体で共有。そして、いくつかの班が代表して発表しました。
どの班もよく考えていると思いました。
今日は、グラフからデータを読み取り、自動車会社の社員として考えをまとめていく学習でした。
高い年代を対象に故障のない、安全性のある車を開発するべきという考えの中、
若い人向けに手動と自動が切り替えられる車を開発するといった内容も出され、6年生の考えの多様さに驚かされました。
20210128 算数「わりびき・わりましの問題」~5の1~
前時に行った割合の公式から始めました。
全員で声をそろえて確認します。
前の時間は、「〇円の▽%はいくらか。」について学習しました。
今日の問題は、以下の通りです。
「みかさんは、250円のフエルトペンを30%びきの値段で買いました。代金はいくらですか。」
「前時と何が違うのですか。」先生が問いかけます。
今回は「引き」という言葉が入っています。
今までは「30%」⇒今回は「30%びき」
この意味の違いは何なのか…。理解するのには、少し時間が必要のようです。
フエルトペンの絵と線分図を並べて板書し、問題の意味を確認していきます。そして、
「それぞれ、『もと(にする量)』『割合』『比(べられる量)』のどれにあたりますか。」と投げかけ、今日の課題を伝えました。
(課題)ねだんの求め方を考えましょう。
まずは、一人一人が考えてノートに書いていきました。できた人は大きめの用紙にも書いていきます。これは発表用です。
終わると全体で考えていきました。
黒板に貼られた用紙についてそれぞれ発表してもらいながら、全体でいっしょにグループ分けをしていきます。考え方の共通点や違いなどが明らかになっていきました。
2通りの解き方が出されました。
1 3割引きなのだから、買った値段は10-3=7で7割ぶんである。⇒250×(1ー0.3)=250×0.7=175
2 値引きされる3割ぶんの値段を出し、もとの値段から引く。⇒250×0.3=75 250-75=175
子ども達には、計算の仕方というより、割引の意味そのものがイメージしづらいようです。
スーパーやちらし、広告にはよく割引の提示がされていますので、そういったものを意識したりすることでも「割合」を考える機会になりますね。
20210126 社会「戦争中の人々の生活」~6の1~
1枚の写真から戦時中の生活について考えました。
「なぜこのような看板が作られたのだろう。」「どういうことを言っているのだろう。」
子ども達に投げかけます。
「戦時に日本の国民はどのような思いで生活をしていたのだろう。」今日は、このことをみんなで考えてきます。
まずは、これまでに班で調べた内容をそれぞれが発表しました。
①勤労動員 ②学徒動員 ③学童疎開 ④衣食住
その後、資料が配られ、その内容について考えました。
「戦時中の子どもの体重の変化や疎開中の食事について」です。
いくつかの資料を見ながら、気付いたことを発表していきました。
「疎開先での苦しみは、食事だけだったのかな。」
「ほとんどの人がきまりを守っていた。どうして守れたのだろう。」
先生と子ども達のやり取りは、とても興味深かったです。教師の発問に、
何度もグループで話合いをしながら、どの子も一生懸命考えていました。
「戦争に行くのは苦しい。どうしようもなく苦しい生活をしているのだけれど、なぜ、戦争に行ったのだろう。15年もの長い間だよ。どれくらいの長さだろうね。」
子ども達からは様々な考えが出てきました。
・土地が狭いから、領地がほしかったから。
・日本がやられてしまうから。
・アメリカの下につきたくなかったから。 など
最後はテレビで、戦争を体験した方の生の声を聴きました。
社会科の面白さを改めて感じた1時間でした。